U2はオーケストラと共にABBAの“S.O.S”をカヴァーした映像が公開されている。
これはBBCラジオ2の番組『ピアノ・ルーム』のために披露したもので、自身の楽曲“Vertigo”も披露している。
U2は本日3月17日に過去のカタログの楽曲を「再解釈・再レコーディング」したアルバム『ソングス・オブ・サレンダー』をリリースしている。
パフォーマンス映像はこちらから。
「ABBAには何かがあるんだ。若い母親たちにとって国歌のようだったのを思い出せるね」とボノは番組内で語っている。「地元のパブの閉店時間が近づくと、よく若い女性が“Thank You For The Music”を歌っていた。自分も歌っていて、音楽にはすごく感謝していた」
「でも、この現象は何なのだろう?とも思っていた。ミュージカルとかをやる前の話だからね。ABBAには何が起こっているんだ?と思っていた。ある時、ベニー・アンダーソンが僕らのライヴに来てくれた時に“Dancing Queen”を台無しにしたこともあった。一緒に演奏してくれたんだけど、“Dancing Queen”にならなかったんだ」
「このスカンジナビア半島のバンドの大ファンで、何年もかけて築かれてきた彼らの作品のことは評価している。僕らはビー・ジーズのファンでもあって、みんな想像もしていないみたいなんだよね」とジ・エッジは続けている。「僕らは多くの偉大なソングライターたちのファンで、そのソングライターは必ずしもイケてると見られているわけではない。でも、そうした作品も評価しているんだよ」
ボノは次のように続けている。「今日一緒にやったチェリストの1人に言ったんだけど、パンク真っ只中だった16歳の時は、この次世代のバンドを認める勇気はなかった。でも、ビー・ジーズに出会って、“Massachusetts”や“Tragedy”といった曲を認められるようになった。こうした曲はクレイジーなほど素晴らしいからね」
「ジョン・レノンもビー・ジーズが好きなことを認めていた。でも、ちょっとマッチョなところがあって、『ABBAは認めたくない』と言っていた。僕としてはABBAのほうがいい曲だと思うけどね。アートにおいてはすべてが経験則に基づくわけじゃないんだね」
U2はドキュメンタリー『U2:ボノ & ジ・エッジ – A SORT OF HOMECOMING with デヴィッド・レターマン』もディズニープラスで配信されている。
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