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イギー・ポップはレッド・ホット・チリ・ペッパーズのベーシストであるフリーとの対話を収めた短編のドキュメンタリー動画が公開されている。

「ビトゥン・バイ・フリー!」と題された26分の動画は2人のミュージシャンが腰を据えて、ザ・ストゥージズがフリーに与えた影響、アンドリュー・ワットと仕事をした経験など、様々な話題について話すもので、イギー・ポップの「いい表情だね」という言葉で始まっている。

「気分が乗らないのなら、大丈夫だと思いこむんだ。落ちちゃダメだ。気分を上げるんだ」とイギー・ポップは続けて、陽気なテレビ司会者のモノマネをしている。

イギー・ポップはU2のフロントマンであるボノによる公開書簡について振り返っている。「彼は『ロックンロールや現代のポップ・ミュージックにおいては特定の人々が城を占拠して跳ね橋を上げるような政権期間があります。そして、群衆の中に真っ逆さまに身を投じてみると、王冠を失うことになるところがあるのです』と言っていたんだ」

イギー・ポップはそれに対して2023年発表のアルバム『エヴリ・ルーザー』に収録された“The Regency”で「ファック・ザ・リージェンシー」と応じている。

アンドリュー・ワットがプロデュースを手がけた『エヴリ・ルーザー』にはレッド・ホット・チリ・ペッパーズのチャド・スミス、ジョシュ・クリングホッファー、亡くなったフー・ファイターズのテイラー・ホーキンスも参加している。

この短編ドキュメンタリーはトム・ジムニーが監督を務めており、レコーディング時のスタジオでの舞台裏映像も使用されている。

イギー・ポップのレコーディングに対するアプローチについてアンドリュー・ワットは次のように語っている。「キャリアの後半にある人とやる時に重要だと思うのは、エネルギーがあって、クリエイティヴなものがバン、バン、バンとできて、音楽がすぐにでき上がったとしても、一緒に過ごすことに時間をかけるということです。プレッシャーはありません」

イギー・ポップはレッド・ホット・チリ・ペッパーズのヨーロッパ・ツアーでいくつかサポート・アクトを務めることも決定している。レッド・ホット・チリ・ペッパーズは2022年に『アンリミテッド・ラヴ』と『リターン・オブ・ザ・ドリーム・カンティーン』という2枚のアルバムをリリースしている。

イギー・ポップは7月1日にロンドンのクリスタル・パレスで「ドッグ・デイ・アフタヌーン」と題したイベントを開催することも決定している。イベントにはブロンディのほか、ジェネレーションXとセックス・ピストルズの混合バンドであるジェネレーション・セックスらが出演する。

また、フリーは15のパートで構成されるポッドキャスト『ディス・リトル・ライト』が3月30日から配信されることが決定している。

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