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ジェネシスのベーシスト/ギタリストであるマイク・ラザフォードはフィル・コリンズの健康状態について新しい動向を語っている。

フィル・コリンズは頚椎を損傷して、神経の痛みが残る脊椎損傷を2007年に患って以降、健康面で問題を抱えている。これはパフォーマンスにも影響を与えており、2022年3月に行われたジェネシス最後のライヴでは椅子に座ってパフォーマンスを披露していた。

今回、マイク・ラザフォードはフィル・コリンズの息子のニックも参加するマイク+ザ・メカニクスのツアーのプロモーションで『BBCブレックファースト』に出演して、フィル・コリンズの健康状態について語っている。

マイク・ラザフォードは次のように語っている。「知っての通り、フィルは前ほど動けなくなってしまったんだ。残念なんだけどね。でも、ツアーの時は元気だったよ」

「今は自宅で元気に、人生を楽しんでいるんだ。長年、懸命になって働いてきたからね。自宅で自分の時間を楽しんでいるんだと思うよ」

フィル・コリンズと息子のニックではどちらのほうが強靭なドラマーかと訊かれて、マイク・ラザフォードは次のように続けている。「僕は常に父親のほうを応援しているんだ。僕もその世代だからね。フィルは最高のドラマーで、でもニックも素晴らしいんだ。父親のようなんだけど、少し違うんだよ」

ニックはジェネシスの最後のツアーでもドラムを担当しており、マイク・ラザフォードは「2人が並んでいるのは素敵だったよね」と語っている。フィル・コリンズは健康問題のためにドラムを演奏できず、2021年の時点で片手で「スティックを持つのがやっとなんだ」と語っている。フィル・コリンズはここ数年、歩く時も杖を使っている。

昨年9月、ジェネシスのメンバーは原盤権と音楽出版権の一部をコンコルド・ミュージック・グループに売却したことが明らかになっている。

『ウォール・ストリート・ジャーナル』紙によれば、この契約は3億ドル(約430億円)以上に及ぶもので、“In the Air Tonight”、“You’ll Be In My Heart”、“Against All Odds”といったフィル・コリンズのソロ作の原盤権も含まれており、ダイアン&アニータの“A Groovy Kind Of Love”、シュープリームスの“You Can’t Hurry Love”といったカヴァー曲の原盤権も対象となる。

契約にはマイク・ラザフォードによるマイク&ザ・メカニックスの作品も含まれている。

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