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U2のギタリストであるジ・エッジはラスベガスの連続公演で『アクトン・ベイビー』を全曲演奏すること、ならびに自分とボノがギター主体のアルバムをぜひともリリースしたいと思っていることを明かしている。

ジ・エッジは新たなインタヴューで『ソングス・オブ・サレンダー』に収録される過去の曲を再解釈した音源に加えて、「途轍もない量の豊富な新曲」があると語っている。

ジ・エッジは米『ローリング・ストーン』誌でボノが「ノイジーで妥協のない理屈を超えたギター・アルバム」と評した新曲を近い将来にリリースしたいと語っている。

「できるだけ早くしたいね」とジ・エッジは新作のリリース時期について語っている。「でも、もちろん、それは僕がそういう人間だからで、ボノも同じだと思うんだけどさ。ぜひとも出したいと思っているんだけど、新しい音源を出す時にはいろんな選択肢があるし、アドバイスももらうからね。ただ、言っておくと、僕らは忙しくしていて、新たなものを作る刺激も受けているんだ」

先日、ボノは2009年から予告しているニュー・アルバム『ソングス・オブ・アセント』よりも前に「ギター主体のアルバム」がリリースされると語っていた。

「ギター主体のアルバム」について米『ローリング・ストーン』誌に尋ねられたジ・エッジは次のように語っている。「個人的には、ギターという楽器は……プロ・アマ問わず世界中の多くのミュージシャンに愛され、演奏されているけれど、ストリーミング時代のチャートにおける存在感という意味では最近は逆風にあったと思うんだ。ギターへの関心が再燃していることは自分としても感じていて、本能的にもそれを感じる。盛り上がってきているんだよね。だから、タイミングとしてはばっちりだと思う」

「ギターを主体とした音楽を自分たちが作るというのは素晴らしいことだと思うし、求められているとも思う。それが狙いなんだ。AC/DCになったわけじゃないけど、できるだけ新鮮な形でギターを使う方法を見つけたいんだよ。今でも自分にとっては楽器として初恋の相手だからね」

ジ・エッジはインタヴューの中でマディソン・スクウェア・ガーデン・ザ・スフィアで行われるラスベガスの連続公演で『アクトン・ベイビー』を演奏することも明かしている。

「言うにはまだ時期尚早だけど、全編順番通りに演奏しなきゃいけないとか、そうしたいとかとは思ってないんだ。どんな順番でもふさわしい形で演奏できる余地を残しておきたいと思っている。この会場で素晴らしいのは素晴らしいヴィジュアルと音を融合させられることだからね。取り組むべきことはたくさんあるから、最終的な判断はライヴが近づいてからになるね」

『アクトン・ベイビー』が公演の中心になることについてはジ・エッジも認めている。「ああ、あのアルバムが中心になる。全曲を演奏することになると思うよ」

この連続公演についてはドラマーのラリー・マレン・ジュニアは背中の手術の療養中のため参加せず、ワン・イン・ア・ミリオンやクレジップで活動してきたオランダ人ドラマーのブラム・ファン・デン・バーグが参加することも発表されている。

ジ・エッジはブラム・ファン・デン・バーグをマーティン・ギャリックスから紹介されたことを明かしている。

「ブラムにはマーティン・ギャリックスを通して会ったんだ。彼の演奏と人柄に惹かれてね」とジ・エッジは語っている。「彼は本当に強力な存在で、人付き合いもうまいんだよ。一緒に過ごすのが素敵な人物なんだ。U2は深い友情とつながりの上に成り立っているから、それは決定的なことだった。それが判断基準だったね。うまくいくかどうかちょっとやってみたけど、きっといい形になると思うよ」

「もちろん、ラリーのことはすごく惜しまれるけどね。彼がドラム・スツールにいないことにはがっかりしているよ。でも、誰にでも病欠を申し出る権利はあるからね。40年一緒にやってきて、こんなことになったのは初めてだった。過去にこういうことがなかったことがすごいと思うね」

先日、U2はコンピレーション『ソングス・オブ・サレンダー』より2000年発表の“Beautiful Day”の新バージョンが公開されている。

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