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キッスのポール・スタンレーはオリジナル・ラインナップでの再結成についてひどいものになっていただろうと語っている。
キッスは1973年にポール・スタンレー、ジーン・シモンズ、ギタリストのエース・フレーリー、ドラマーのピーター・クリスによって結成されている。しかし、エース・フレーリーとピーター・クリスは1980年代にバンドを脱退しており、それ以降、バンドとは共演していない。
現在のキッスのメンバーはポール・スタンレー、ジーン・シモンズ、ギタリストのトミー・セイヤー、ドラマーのエリック・シンガーというラインナップとなっている。
新たなインタヴューでポール・スタンレーは2014年のロックの殿堂入りの際にパフォーマンスを行わったが、これはトミー・セイヤーとエリック・シンガーの殿堂入りではなかったからかと尋ねられている。「僕らはロックの殿堂に好まれるようなバンドじゃないという偽善があるんだ」とポール・スタンレーは『ハワード・スターン・ショウ』で語っている。「ロックの殿堂は意図的に15年間にわたって僕らを排除してきた。受け入れられた他のバンドは母親もソングライターも殿堂入りしているのにね」
「僕たちについては正直、不公平だった。今のラインナップにはすごく誇りを持っているんだ。これこそがキッスなんだよ。このキッスで20年間やってきた。新人じゃないんだからね。このバンドでキッスの旗を掲げて、それを次のレベルまで持ってきた。これこそが自分のなりたい夢見てきたバンドなんだ」
ポール・スタンレーはロックの殿堂について「正直注文が多く」エース・フレーリーとピーター・クリスと共演させたがってきたとも語っている。「あの時点でバンドにとって屈辱的なもので、混乱している人もいたんだよ。だって、見た目はキッスの感じだけど、サウンドとしてはPISS（※小便）になっていただろうからね」
先日、キッスは現在行っている最後のワールド・ツアー「エンド・オブ・ザ・ロード」の最終公演を発表している。北米で行われる最後のツアー日程は19公演に及ぶもので、10月から始まり、12月1日・2日に行われるマディソン・スクウェア・ガーデン公演で締めくくられる。
一方、ジーン・シモンズは現在のラインナップでツアーを終えた後も「考えたこともなかった形で」バンドが続いていくだろうと語っている。
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