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U2のギタリストであるジ・エッジはバンドとしての絆や誓いについて語り、「U2を解散させることは非常に難しい」と述べている。

1976年に結成されたU2は過去のカタログの楽曲を「再解釈・再レコーディング」したアルバム『ソングス・オブ・サレンダー』をリリースする予定となっている。

新たなインタヴューでジ・エッジはバンドが解散に近い状態にあるのではないかとする説について語っている。ドラマーのラリー・マレン・ジュニアは背中の手術の療養中のため今年ラスベガスのザ・スフィアで開催される公演には参加せず、オランダ人ドラマーのブラム・ファン・デン・バーグが代わりを務めることが決定している。

「ラリーがラスベガスの公演に参加しないことに僕ら以上にがっかりしている人はいないよ」とジ・エッジは『テレグラフ』紙に語っている。「僕らは誓ったんだ。U2の歴史においてやらなかった公演はこれまで片手で数えられるぐらいしかない」

「ラリーのことを最も惜しむことになるのはボノであり、アダム・クレイトンであり、僕自身だよ。これだけの年月を経てると、振り返っても彼が後ろにいないなんて慣れないけどね。でも、公演は素晴らしいものになるはずだよ」

ジャーナリストのニール・マコーミックは記事には使われなかったジ・エッジの発言をツイッターで紹介している。「辞めることを考えるというのはU2を再発明するようなものなんだ。僕らの場合、密接に一緒にやった時のほうが輝きが増すということは誰もがよく分かっている。だから、U2を解散させることは非常に難しいんだよ。単純に僕らは全員でうまくいっているからね」

ジャーナリストのニール・マコーミックはジ・エッジがバンドに解散するという噂が巻き起こったのは初めてではなく、ラリー・マレン・ジュニア抜きでラスベガスでライヴをやることにしたのは「かなり長い時間がかかった」と語った発言も紹介している。

「2019年からツアーに出ていなかったからね」とジ・エッジは説明している。「U2の観客というのは僕らにとって驚異的なものであり、たとえラリー抜きでもラスベガスの公演をやるということはふさわしいことのように思えた。ライヴをやってから、だいぶ経っていたからね。みんながあの場にいるのを見たかったんだ」

「いろんな側面のある決断だったんだけど、正しい判断だったと思う。間違いなくそう思うよ。ドラマーであるラリーと次にステージに上がるのをすごく楽しみにしている。彼のことが惜しまれるけど、でも、これでいいんだと思う」

ラスベガスでの連続公演は今年の秋にマディソン・スクウェア・ガーデン・ザ・スフィアで行われる。具体的な日程は発表されていない。

一方、U2はコンピレーション『ソングス・オブ・サレンダー』より2000年発表の“Beautiful Day”の新バージョンも公開されている。ジ・エッジはアルバムについて次のように述べている。「僕らと一緒に歳を重ねてきた曲もあれば、卒業した曲もある。しかし、最初に曲を書かせることになったものを見失ってはいない。曲の本質はいまだに僕らの中にある。でも、歩みを進めて、歳を重ねた時、その本質と再び繋がるにはどうすればいいのだろう?」

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