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ブルース・スプリングスティーンとザ・ナショナルのブライス・デスナーはレベッカ・ミラー監督の映画『シー・ケイム・トゥ・ミー(原題)』に提供した“Addicted To Romance”でコラボレーションしている。

ピーター・ディンクレイジがクラシックの作曲家を演じる恋愛コメディ映画である『シー・ケイム・トゥ・ミー』は今週ベルリン映画祭で初上映される。

“Addicted To Romance”はブルース・スプリングスティーンが作曲を手がけ、映画のスコアも担当しているザ・ナショナルのブライス・デスナーがオーケストレーションを手がけている。この曲は2月16日の映画上映時に初公開される。

監督のレベッカ・ミラーはブルース・スプリングスティーンの参加について次のように語っている。「ブルース・スプリングスティーンの音楽は大好きです。『シー・ケイム・トゥ・ミー』の最後にオリジナル曲を求めていました。ブルース・スプリングスティーンだったらとひそかに願っていますが、ありえないと思って、尋ねてみる気にもなりませんでした。正直シャイになっていました」

「ブライス・デスナーは映画をブルースが気に入ってくれるはずだと励ましてくれました。それでアプローチしてみたところ、ブルースは映画を観てくれて、嬉しいことに奥様も含めて気に入ってくれました。ブルースは曲について何かが浮かんでくるかどうか、数日ほしいと言ってくれて、その結果、奇跡的にも生まれたのが“Addicted To Romance”です。彼は映画から刺激を受けたと言っていて、すごく光栄でした」

ブライス・デスナーはフェイスブックの投稿で次のように述べている。「レベッカ・ミラーの映画『シー・ケイム・トゥ・ミー』のサウンドトラックでブルース・スプリングスティーンとコラボレーションできて、生涯の夢は叶いました。このサウンドトラックを書くことは最もやりがいのあるクリエイティヴな体験で、“Addicted To Romance”のプロデュースとオーケストレーションを手がけられたことは光栄です」

“Addicted To Romance”はロン・アニエロとブライス・デスナーによるプロデュースで、パティ・スキャルファがバッキング・ヴォーカルで参加しており、ベンジャミン・ランツがトロンボーンで、カイル・レズニックがトランペットで参加している。

ブルース・スプリングスティーンは6年ぶりとなるツアーをフロリダ州タンパ公演からスタートさせている。

しかし、先週テキサス州ダラスで行われた公演ではギタリストのスティーヴン・ヴァン・ザントとヴァイオリン奏者のスージー・タイレルを新型コロナウイルスで欠く形でライヴを行っている。この日の公演はパティ・スキャルファも参加していないが、理由は明らかになっていない。

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