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デヴィッド・ボウイと長年演奏をともにしたミュージシャンが、デヴィッド・ボウイ最後のパフォーマンスについて詳しく語っている。

デヴィッド・ボウイのアルバム19枚に演奏で参加したマイク・ガーソンは、2006年にニューヨークで行われたデヴィッド・ボウイにとって最後となるチャリティ・コンサートでも、パフォーマンスをともにしたという。

デヴィッド・ボウイは2004年にドイツでライヴを行っている最中に心臓発作を起こしており、同チャリティ・イベントはそれ以来、初めてのパフォーマンスだった。マイク・ガーソンによると、デヴィッド・ボウイはステージへの復帰について「少し二の足を踏んでいた」という。マイク・ガーソンは『ガーディアン』紙に対して、次のように述べている。「ピアノと歌だけの、シンプルで素晴らしいショウだったよ。デヴィッドとアリシアが一緒に歌った“Changes”は、うっとりしてしまったよね。療養後、初めてのパフォーマンスだったんだけど、彼はそのライヴで歌っていなければ、もう二度と歌うことはなかっただろうと述べてたよ」

マイク・ガーソンはスターと活動した日々を思い返し、デヴィッド・ボウイが69歳か70歳で死ぬだろうと自ら予期していたと明かしている。報じられたところによると、デヴィッド・ボウイは、死期がみえるという超能力者に相談をしたことがあるとマイク・ガーソンに述べていたという。

マイク・ガーソンはさらにこう述べている。「1996年か1997年頃に、僕たちは一緒にツアーバスに乗ったんだ。その時、デヴィッドが『1970年代後半に出会った超能力者に、俺は69歳か70歳くらに死ぬだろうって言われたんだ』と話しててね。しかも、彼はすっかり信じ込んでいるようだった。正気を失った人間のつぶやきには聞こえなかったね。わずかたりとも疑ってる様子はなかったよ。このことは誰にも言わなかったけど、ずっと心のどこかに引っかかってたんだ」

マイク・ガーソンは、1月8日にリリースされた最後のアルバム『★(ブラックスター)』には参加していない。またデヴィッド・ボウイが『★(ブラックスター)』の後にもう1一枚アルバムをリリースする計画を立てていたことをプロデューサーのトニー・ヴィスコンティが明らかにしている。

デヴィッド・ボウイは、公式の声明によれば「18ヶ月に及ぶガンとの闘病生活の末」、1月10日に亡くなっている。報道によれば、6度の心臓発作を経験した後、肝臓ガンのために亡くなったという。

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