ピーター・ガブリエルは来たるニュー・アルバムより新曲“The Court”の音源が公開されている。
1月6日の満月の日にリリースされた新作からのファースト・シングル“Panopticom”に続いて、“The Court”も2月5日の満月の日にリリースされている。
“The Court”はウィルトシャーのリアル・ワールド・スタジオとロンドンのザ・ビーハイヴでレコーディングされ、ブライアン・イーノ、トニー・レヴィン、デヴィッド・ローズ、マヌ・カッチェのほか、ピーター・ガブリエルの娘であるメラニー・ガブリエルがバック・ボーカルとして参加している。
“The Court”の音源はこちらから。
“The Court”についてピーター・ガブリエルは次のように語っている。「『the court will rise』というコーラスのアイデアがあったので、正義につながる自由な印象の歌詞になったが、そこにはある種の切迫感がある。人生の多くは秩序と混沌の狭間にあり、司法や法制度は混沌の中に秩序をもたらそうとするものだ。司法制度はしばしば乱用され、不公平で差別的なものにもなるが、同時に文明社会には不可欠なものと言えるだろう。でも、それが実際にどのように実現され、運用されているのか、時々考える必要があるんだ。この曲はNAMATIの活動にインスパイアされたものだ。NAMATIは世界中の人々が、他の方法では手に入れることができないような司法へのアクセスを提供することを使命としている。NAMATIをチェックすることを勧めたい。なぜなら、彼らは、さまざまな問題を解決するために、世界中にチームを結成して素晴らしい仕事をしているからだ」
新曲のリリースにあたってはアーティストによる作品が付随しており、今回はティム・ショウによる儀式用インスタレーション「リフティング・ザ・カース」がジャケットに起用されている。
ピーター・ガブリエルは次のように語っている。「ティム・ショウは、力強く、政治的で、シャーマニズム的な作品を作る偉大なアーティストだ。戦争や拷問など、厳しいテーマを扱うことが多い。彼はベルファストで育ったので、身近に暴力を見る恐怖と現実を体験し、深い感銘を受けたのだろう。この写真には変わったストーリーがあるのだが、儀式的に焼かれている奇妙な人形の写真に反応したんだ。その背後にあるストーリーは、後になってから知った」
ティム・ショウは次のように続けている。「なぜこの特別なイメージがこの曲のために選ばれたのかはわかりませんが、考えてみると、この人物を見るとき、おそらく非難され、裁かれるためにそこに立ち、この場合、行われる罰のプロセスとして焼かれているのかもしれません」
ニュー・アルバム『i/o』に関する詳細は後日発表される予定となっている。
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