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ポール・マッカートニーザ・ビートルズのスターダム期に撮影した未発表写真を含む写真集の発売に際して、改装されたロンドンのナショナル・ポートレート・ギャラリーで展覧会が開催されることが決定している。

展示される275点の写真は1963年12月から1964年2月に35mmのフィルムでポール・マッカートニー自身によって出身地のリヴァプール、ロンドン、パリ、ニューヨーク、ワシントンD.C.、マイアミで撮影されたものとなっている。ポール・マッカートニーはこれらの写真をなくしたものだと思っていたが、数年前に再発見している。

「ポール・マッカートニー・フォトグラフス 1963-64:アイズ・オブ・ザ・ストーム」と題された展覧会についてナショナル・ポートレート・ギャラリーのディレクターであるニコラス・カリナンは「ビートルマニアの始まりの時期にザ・ビートルズのメンバーであるとはどういうことなのか、独自で個性的な視点を提供してくれるでしょう」と述べている。

「これらの写真はジョン・レノン、ポール・マッカートニー、ジョージ・ハリスン、リンゴ・スターがイギリスで最も人気のバンドから国際的な社会現象になる、まさにそんな時期に撮影されています。それはリヴァプールやロンドンでのライヴから、7300万人がテレビで視聴した『エド・サリヴァン・ショウ』のパフォーマンスをニューヨークで行う時期でもあります」

「バンドに多くのカメラのレンズが向けられていた時期に、これらの写真はポール・マッカートニーの視点であの体験の新鮮な裏側を見られるものになります」

ポール・マッカートニーは2020年の時点でこれらの写真についてナショナル・ポートレート・ギャラリーにアプローチしていたという。「その写真は桁外れのものでした。カルチャーにとって重要な有名な瞬間がよく記録されていて、未公開のものもありました。展覧会のタイトルにもあるように、台風の目から外で何が起こっていたのかを見つめていた人物によって撮影されたのです」

写真集『1964:アイズ・オブ・ザ・ストーム(原題)』はペンギン・ハウスよりポール・マッカートニーの誕生日である6月13日に刊行される。

ナショナル・ポートレート・ギャラリーは3年に及ぶ改装を経て、6月22日に再オープンして、「ポール・マッカートニー・フォトグラフス 1963-64:アイズ・オブ・ザ・ストーム」は6月28日から10月1日にわたって開催される。

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