ファットボーイ・スリムはデヴィッド・ボウイと偶然出会った時に自分の「印象はよくなかった」ようで後悔していると語っている。
本名をノーマン・クックというファットボーイ・スリムはケヴィン・ビショップによるインタヴューで生涯、キャリア、過去の後悔について語っている。
ファットボーイ・スリムは自分のヒーローに会うべきかどうかを尋ねられて、「うーん、多くの場合はそうなんだろうね」と答えている。
彼は会わなければよかった人はいるかと訊かれて、「デヴィッド・ボウイだね」と答えている。
ノーマン・クックはツアーのウォーミング・アップとしてロンドンでデヴィッド・ボウイが行った非公開ライヴに行った時の逸話を語っている。ノーマン・クックは当時キャリアのピークでアフターパーティーにも出席することになったという。
「何杯か飲んでいたんだ」としてノーマン・クックはデヴィッド・ボウイに煙草を求め、二人のゆかりのあった地名にちなんで「ブロムリー・ボーイ」と呼びかけたと語っている。デヴィッド・ボウイは無表情で彼のことを見つめ、煙草を渡してくれたという。
その後、「私はファットボーイ・スリムと言うんですが……」と話しかけると、デヴィッド・ボウイは「ああ、知っているよ」と言って、他の人との会話を続けてしまったとノーマン・クックは述べている。
「気まずかったよ」とノーマン・クックはこの張り詰めた瞬間について語っている。デヴィッド・ボウイは「礼儀正しかった」ものの、ファットボーイ・スリムへの「印象はよくなかった」ように見えたと振り返っている。
「好きな人というのは大抵素敵な人たちで、ビッグになるほど素敵な人たちというところがあるんだ。自分の存在や自分のほうが頭のいいことを証明する必要がないからね。だから、大物というのは感じのいい人なんだよね」
昨年、ファットボーイ・スリムはポール・マッカートニーが自宅の隣人だった時の逸話についても語っている。
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