Audio-Technica

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オーディオテクニカはポータブルなアナログ盤ターンテーブル「サウンドバーガー」を復活させることを発表している。

1980年代にオーディオテクニカから発売された「サウンドバーガー」は昨年創業60周年を記念して限定販売されていた。

しかし、数日でサウンドバーガーが完売したことを受けて、今年拡大再販されることが決定している。春頃からサウンドバーガーは再び販売される。

オーディオテクニカ・アメリカのマーケティング部門の取締役であるゲイリー・ボスは次のように語っている。「サウンドバーガーの創業60周年記念モデルへの反響は並々ならぬものがありました。買いたいのに買えない人々からの不満が多く寄せられました」

「春に発売される新しいモデルはナンバー入りバッジや限定のカラーやパッケージではありませんが、広く届けられることになります。ファンが新しいモデルに喜んでくれること、次世代のアナログ盤愛好家に刺激を与えることになればと思います」

サウンドバーガーはベルトドライブ方式を採用し、33 1/3、45回転の両方のレコードを再生することができ、トーンアームには「スプリングを介して針圧をかけるダイナミックバランス方式が採用」されている。21世紀に生まれ変わった本製品は、最大12時間のワイヤレスリスニングが可能なブルートゥース接続、充電式バッテリー、ミニジャックの出力も備えている。

サウンドバーガーの正式な発売日や価格は今後オーディオテクニカのウェブサイトで発表される。

一方、イギリスのエンタテインメント小売協会が発表した統計によれば、アナログ盤の売上が35年ぶりにCDの売上を上回っている。

2022年の音楽売上は3%増加して、20億ポンド(約3200万円)近くにまで達している。これは2003年以来の高い売上で、最も低かった2013年の2倍近くとなっている。

フィジカルの売上は3.8%の減少で2億8040万ポンド(約448億円)となったが、CDの売上が減る一方で、アナログ盤は成長を続けている。

アナログ盤の売上は11%増加の1億5050万ポンド(約240億円)で、CDの売上は17.4%の減少で1億2400万ポンド(約198億円)となっている。この統計でアナログ盤がCDを上回るのは1987年以来となっている。

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