Photo: GETTY
ビリー・ジョエルは1月14日にニューヨークのマディソン・スクウェア・ガーデンで行った公演で2曲のカヴァーを披露して、ジェフ・ベックに追悼の意を表している。
ジェフ・ベックは細菌性髄膜炎にかかった末に1月10日に亡くなっている。享年78歳だった。
訃報を受けてビリー・ジョエルは次のようにツイートしている。「偉大なるギターの名手であるジェフ・ベックが亡くなったという悲しい知らせを聞いた。彼はヒーローの1人だった。幸運にも最近会うことができて、その音楽スキルにどれだけ憧れているか、彼に伝えることができたことに今は感謝している。一つの時代が終わったんだ」
ビリー・ジョエルはマディソン・スクウェア・ガーデンの公演でジェフ・ベックのために2曲のカヴァーを披露している。
「彼はずっと好きなミュージシャンだった。彼は最高だった。ジェフの曲をやらずに夜を終わらせるわけにはいかないよ」とビリー・ジョエルは語って、1985年発表の『フラッシュ』でロッド・スチュワートとカヴァーした“People Get Ready”を披露している。
ビリー・ジョエルはこの日の最後に“Big Shot”と“You May Be Right”を演奏した後、ジェフ・ベック・グループがセルフタイトルのアルバムでカヴァーしたアラバマ・ステート・トゥルーパーズの“Going Down”を披露している。
訃報を受けてジミー・ペイジ、ミック・ジャガー、オジー・オズボーンらは追悼の意を表している。ジャック・ホワイトは2002年にロンドンのロイヤル・フェスティバル・ホールでザ・ホワイト・ストライプスとしてジェフ・ベックと共演した映像をインスタグラムで公開している。
また、クイーンのギタリストであるブライアン・メイは新たに公開された動画でジェフ・ベックの楽曲について「これまでレコーディングされたギター・ミュージックで最も美しいもの」と評している。
「繊細で、美しく、すごくクリエイティヴで、他で聴けるものとはまるで違う。もちろん、彼だって影響を受けているだろうけど、真似されることのない驚くべき声をロック・ミュージックにもたらしたんだ。ジェフは完全に唯一無二で、定義することの不可能なミュージシャンだった。彼には間違いなく畏敬の念を抱いていたよ」
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