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エルヴィス・プレスリーの唯一の子どもであるリサ・マリー・プレスリーが救急で搬送された末に亡くなったことが明らかになっている。享年54歳だった。

訃報はリサ・マリー・プレスリーの母親であるプリシラ・プレスリーによって発表されている。「私の美しい娘であるリサ・マリーが私たちの下を旅立ちました。彼女は知る限り最も強く情熱的で、愛のある女性でした」

リサ・マリー・プレスリーは訃報に先立って心停止の可能性で救急搬送されたことが明らかになっていた。報道によれば、救急車は1月12日にリサ・マリー・プレスリーのカラバサスの自宅に呼ばれ、救急隊員が心肺蘇生を行ったという。プリシラ・プレスリーは病院への搬送を認めた上で、「最良の治療を受けている」と述べていた。

リサ・マリー・プレスリーはエルヴィス・プレスリーとプリシラ・プレスリーの間に生まれた唯一の子どもで、1980年に父親の遺産の唯一の相続人となっている。リサ・マリー・プレスリーはメンフィスにあったエルヴィス・プレスリーの自宅、グレイスランドの邸宅と13.8エーカーの敷地を保有している。2004年にエルヴィス・プレスリーの商標権の85%を音楽プロモーターのロバート・F・X・シラーマンに売却している。

彼女は自身がミュージシャンでもあり、2003年から2012年にかけて3枚のスタジオ・アルバムをリリースしている。2003年発表の『リサ・マリー・プレスリー』、2004年発表の『ナウ・ホワット』は全米チャートでトップ10入りを果たしている。

リサ・マリー・プレスリーは4度結婚しており、1988年から1994年まではダニー・キーオと婚姻関係にあり、2人の子どもをもうけている。2020年、子どもの1人であるベンジャミン・キーオは27歳で亡くなっている。当時、リサ・マリー・プレスリーの代理人であるロジャー・ワイディノウスキーは次のように述べている。「彼女はあの子のことを可愛がっていました。彼は彼女が人生で最も愛した人です」

リサ・マリー・プレスリーはマイケル・ジャクソンと1994年に18ヶ月にわたって婚姻関係にあり、2002年には俳優のニコラス・ケイジと結婚している。リサ・マリー・プレスリーが最後に公の場に姿を見せたのは2023年のゴールデングローブ賞受賞式で、バズ・ラーマン監督の『エルヴィス』に関連して母親と共に出席していた。

主演のオースティン・バトラーは主演男優賞を受賞しており、リサ・マリー・プレスリーは次のように述べている。「この映画を見た後、私は本当にどうしたらいいか分かりませんでした。受け止めるのに5日もかけなければならなかったのです。だって、素晴らしくて、ぴったりで、本物のようだったから」

スマッシング・パンプキンズのビリー・コーガンは追悼の意を表して、次のように述べている。「胸を痛めた後に悲しみがやってくる。今回は自分で数えられるレベル以上の悲しみになるだろう。困難な時を過ごしている家族や子どもに祈りを送ってください。どれだけ悲しいかを表現できる言葉が見つかりません。安らかに」

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