イギー・ポップはグラミー賞との複雑な関係について言及して、「ああいう奴らは嫌いなんだ」と語っている。
2020年にイギー・ポップは栄えあるグラミー賞の特別功労賞の生涯業績賞を受賞しているが、この賞を受けるかどうか悩んだことを明かしている。
イギー・ポップは『クラシック・ロック』誌に次のように語っている。「グラミー側は電話で自分と話したがっていたんだけどね。俺はマネージャーに『あいつらとは話したくない。ああいう奴らは嫌いなんだ。ミュージアムかなんかに展示したいんだろ』と言い続けてたんだ」
「それで、数ヶ月後にやっとグラミー側の女性と話をしたんだけど、『生涯業績賞を贈りたいと思います。あなたがいなければ、リル・ナズ・Xもビリー・アイリッシュも存在しませんでした』と言われてね」
「彼女によれば、『今年の受賞者のトップにいるアーティストたちとあなたはダイレクトな繋がりがあります』ということだった。それは、あくまで1人の意見だけどね。あくまで個人の意見として受け取るつもりだよ」
イギー・ポップは先週、通算19作目となるソロ・アルバム『エヴリ・ルーザー』をリリースしている。“Frenzy”や“Strung Out Johnny”といったシングルを収録したアルバムはプロデューサーのアンドリュー・ワットのレーベルであるゴールド・トゥース・レコードからリリースされている。
アルバムにはガンズ・アンド・ローゼズのダフ・マッケイガン、レッド・ホット・チリ・ペッパーズのチャド・スミス、亡くなったフー・ファイターズのテイラー・ホーキンスといったビッグ・ネームが参加している。
イギー・ポップはかつてAC/DCに加入するように声をかけられたが、「合わない」と思ったことも明かしている。
「彼らのアルバムを聴いたんだけど、合わないと思ったんだ」とイギー・ポップは『ニューヨーク・タイムズ』紙に語っている。「『好きじゃない』というわけじゃなかった。よくできているし、丁寧な作品を作っていた。でも、自分は彼らが必要としている人間じゃなかったんだ」
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