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スレイヤーのギタリストであるケリー・キングはフェアウェル・ツアーを経て2019年に解散したことを「時期尚早」だったとして不満を持っていることを明らかにしている。

1981年に結成されたスラッシュ・メタルの大御所は解散を理由を一切明かしていなかった。

ケリー・キングは『メタル・ハマー』誌のインタヴューでこの決断について時期尚早だったと語っている。「怒りを感じているよ……他に何がある? 時期尚早だった。時期尚早だったと言えるのは、自分にとって子どもの頃、ヒーローだった人たちはまだやっているからね。自分はまだまだできるし、まだまだやりたい。でも、自分は生業を奪われてしまったんだ」

ケリー・キングは2018年に始まり、2019年11月に終わった長きにわたるフェアウェル・ツアーについて「残念なこと」だと述べている。

「俺たちはこれまで行ったすべての場所に行こうとしていた。『もうそういった場所の友人たちに会えない』と思うと、残念なことだよ。そうした国に行って、そこの人々に会えるはずなんだ。毎年会っていたのに、今は3年も会っていない。最低だよ。ファンもそうだと思う。スレイヤーはファンにとって大切な存在だったし、自分たちにとってファンは大きな存在だった。そうした人々にまた会えるだろうけど、スレイヤーは多くの人にとって心に穴を空けることになったんだ」

彼は次のように続けている。「でも、とにかく次のチャプターにいるんだ。世界のトップに立ったけど、その座を降りることも悪くない。その方法としてはよかったと思う。それはブラボーだよね。でも、演奏したいかと言われたら、間違いなくそうだね」

2021年、ケリー・キングはスレイヤーが「あまりに早く終わりすぎた」と語ったものの、ソロ・プロジェクトに取り組んでいることを明かしている。このプロジェクトにはスレイヤーの元ドラマーであるポール・ボスタフが参加することを明かしたものの、パンデミックによってプロジェクトの公開は延期されている。

ケリー・キングは『メタル・ハマー』誌にソロ・プロジェクトがスレイヤーのファンに向けたものになると語っている。「僕の作品を知っているなら、どんなサウンドになるのか分かるはずだよ」

先日、メガデスのフロントマンであるデイヴ・ムステインは2010年から2011年にかけて実現したスラッシュ・メタルのビッグ4によるライヴを復活させたい思いがあることを明かしている。

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