スリップノットのショーン・“クラウン”・クラハンはバンドの幻のアルバム『ルック・アウトサイド・ユア・ウィンドウ』を今年リリースする可能性があると語っている。
『ルック・アウトサイド・ユア・ウィンドウ』は2008年発表の『オール・ホープ・イズ・ゴーン』を制作している時にコリィ・テイラー、シド・ウィルソン、ジム・ルート、ショーン・クラハンによってレコーディングされた作品となっている。コリィ・テイラーは一時2つのアルバムを1つにまとめようとしたが、「ものすごく実験的で、独特の空気」の曲があって、うまくいかなかったと語っていた。この時のセッションからリリースされた曲は『オール・ホープ・イズ・ゴーン』のボーナストラックだった“Til We Die”のみとなっている。
この幻のアルバムのリリースについてスリップノットのメンバーは度々言及しており、ショーン・“クラウン”・クラハンは2020年『NME』に対して、2019年のクリスマスにリリースしそうになったが、同年にリリースしていた『ウィー・アー・ノット・ユア・カインド』の邪魔になってほしくないため、そうしないことにしたと述べている。
今回、『アップセット・マガジン』のインタヴューでショーン・“クラウン”・クラハンは『ルック・アウトサイド・ユア・ウィンドウ』について次のように語っている。「素晴らしい作品群なんだ。こんなコリィ・テイラーはもう二度と聴けることはないだろうね。音楽も歌詞も、人生でやった最高のことの一つだよ」
「スリップノットが『ルック・アウトサイド・ユア・ウィンドウ』の邪魔になってほしくないし、『ルック・アウトサイド・ユア・ウィンドウ』がスリップノットを苛立たせるようなことになってほしくない」とショーン・“クラウン”・クラハンはこれまでリリースされなかった理由について説明している。「でも、素晴らしいアートで、聴いてもらえるべきものになっているんだ」
「朗報はこれから数ヶ月後、2023年のエイプリル・フールにスリップノットはレーベルから完全に切れることになる。すぐに何かをリリースする計画もないし、話もしていないけど、契約が終わった直後に何かがあればと思ったりもするんだ。他にやることもないから、やるべき時ではあるよね。待つ価値はあるはずだよ」
スリップノットはメタリカ、ブリング・ミー・ザ・ホライズンと共に2023年のダウンロード・フェスティバルのヘッドライナーを務めることが決定している。
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