フー・ファイターズは昨年亡くなったドラマーのテイラー・ホーキンスなしでバンドを続けていく声明を発表している。
1997年からフー・ファイターズのドラマーを務めていたテイラー・ホーキンスは昨年の3月25日にコロンビアのボゴタで亡くなっている。享年50歳だった。
フー・ファイターズは9月にロンドンとロサンゼルスで大規模なテイラー・ホーキンスの追悼コンサートの2公演のみを行っている。
「私たちのバンドが知る限り最も困難で悲劇的な年に別れを告げるにあたって、私たちが愛して、大切にしてきた人々がどれだけありがたかったか、もう私たちとは共にいない愛する人たちがどれだけありがたかったかが思い出されます」とバンドはソーシャル・メディアで声明を発表している。
— Foo Fighters (@foofighters) December 31, 2022
「フー・ファイターズは27年前に、音楽の持つ癒やしの力、人生が続いていくことを示すために結成されました。この27年間、私たちのファンは世界的なコミュニティ、献身的なサポート体制を築いて、最も暗い時代を共に乗り越える手助けとなってくれました。それは喜び、痛み、希望、恐れを共有する場であり、音楽を通して人生のコーラスに共に参加する場となりました」
「テイラーなしではこうしたバンドにはなっていなかったでしょうし、テイラーなしでは今後も違うバンドになってしまうことも承知しています」
フー・ファイターズは声明の最後でテイラー・ホーキンスがどれだけファンにとって大きな存在だったかを踏まえた上で次のように約束している。「次に会えるのが近いうちになればと思いますが、彼は毎晩私たちの精神と共にあると思います」
先月、フー・ファイターズのパブリシストを長年務めてきたスティーヴ・マーティンはテイラー・ホーキンスの早すぎる死についてメディア露出を取り扱うことは率直に言って「デリケートなプロセス」だったと語っている。
「テイラー・ホーキンスが実際に話したかもしれないですが、友人の間に留めておくべきことを聞いた伝え聞きの話が媒体でたくさん報じられることになりました」と彼は語っている。「それを把握して、できるだけ痛みを小さくするようにすることはデリケートな作業でした」
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