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ファットボーイ・スリムは新型コロナウイルスがライヴ業界に与えた影響について振り返り、ロックダウンが終わって、制限が緩和されても「世界はもう同じではない」と思うことがあったと語っている。

オーストラリアのポッドキャスト『スモールジーズ・サージェリー』に出演したファットボーイ・スリムは次のように語っている。「座って壁を見つめていると、いろんなことが思い浮かぶけど、そのうちの一つは世界はもう同じではないということだった」

「戻ったとしても、僕らのやっていることはソーシャル・ディスタンスの真逆だからね。人々に集まってもらって、顔をなめ合い、体液を分かち合ってもらうものだからね。人類である自分たちにとって、そんなものも終わりかもしれないと気付かされた。当然のこと、僕ぐらいの年齢になると、人々が自分のことを求めてくれるのを当然とは思えないしね」

本名をノーマン・クックというファットボーイ・スリムは、コンサート参加者がライヴで体験できる「コミュニティの感覚」を求めていることについて続けている。「ロックダウンの最中に学んだことの一つは僕らには繋がるという感覚を必要としていることだった。外に出かけて、コミュニティの感覚や連帯感を共有しなきゃいけないんだよ」

ファットボーイ・スリムは来年3月にUKで11公演を行うことが決定しているほか、ケミカル・ブラザーズ、クリスティーヌ・アンド・ザ・クイーンズ、シュガーベイブス、コンフィデンス・マンらと来年のワイアレス・フェスティバルに出演することも決定している。

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