GETTY

Photo: GETTY

マライア・キャリーの“All I Want For Christmas Is You”の共同作曲者で共同プロデューサーのウォルター・アファナシェフはこの曲を書いた時のマライア・キャリーの説について異論を唱えている。

マライア・キャリーは2017年のインタヴューで「“All I Want For Christmas Is You”を幼い頃に小さなカシオのキーボードで書いた」と語っている。

ジェス・ロスチャイルドのポッドキャストに出演したウォルター・アファナシェフはこの説に異論を唱えている。「この曲はまだ小さな女の子だった頃に書いたと彼女が言い始めた時に思ったのは、なんでそれまでの12年、13年、15年はそれを言わなかったの?ということだよね」

「彼女の頭の中で膨らんでいったんだろうね。彼女は楽器を弾かないんだ。キーボードもピアノも弾かない。音楽のことも分からないし、コードの変化や音楽理論については知らないんだよ。マイナー・セヴンスからメジャー・セヴンスに移行する時のディミニッシュ・コードとかは知らないんだ」

ウォルター・アファナシェフは次のように続けている。「だから、幼い頃に複雑なコード進行の曲をカシオのキーボードで指で弾いたというのは寓話みたいな感じなんだ」

ウォルター・アファナシェフによれば、“All I Want For Christmas Is You”はマライア・キャリーと彼が「夏の時期にピアノのある借りていた家に籠もっていた」時に生まれたという。

「僕がロックみたいなブギウギを弾き始めたら、マライアが『I don’t want a lot for Christmas』と歌い始めたんだ。そうやって何度も卓球のようなやりとりになった。僕が彼女にボールを投げると、彼女がそれを打ち返すんだ」

先日、マライア・キャリーは「クリスマスの女王(Queen of Christmas)」という言葉を商標登録しようとしたが、米国特許商標庁に却下されて、法的に独占することはできなくなっている。

Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.

関連タグ