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ABBAは最大のインスピレーションとしてザ・ビートルズの名前を挙げ、ベニー・アンダーソンは新たなインタヴューでザ・ビートルズから「重要な教訓」を学んだと語っている。

『レコード・コレクター』のインタヴューでベニー・アンダーソンはザ・ビートルズの多彩な音楽的パレットから特に影響を受けたと語り、それによって自分たちのサウンドにも多様性が持ち込まれることになったと述べている。

「それがザ・ビートルズから学んだことだね。僕ら以上に彼らには自分たちのスタイルというのが常にあったわけだけど、彼らがやったことというのは、曲を聴いていても次のシングルは前のシングルとはまったく違うものとなっているんだ。3枚目、4枚目、5枚目とも違う。だから、“Fernando”があったとして、“Dancing Queen”にしても、“My Mama Said”にしても、アルバムに入る曲は聴く価値のあるものにしたかった」

ベニー・アンダーソンはこうした考え方は複数のリード・シンガーを起用したABBAのアーティスト性にも当てはまると説明している。「あともう一つ言えるのは、僕の好きな多くのバンドもそうなんだけど、1人以上のシンガーがいて、それが役に立っているんだよ。ジョン・レノンポール・マッカートニーもそうだし、フリートウッド・マックもそうだし、イーグルスもそうだよね。2人シンガーがいるというのは素晴らしいことで、それが曲に違いを生み出すんだ」

ABBAはロンドンに建てられた特設のアリーナでデジタル・コンサートを行っている。ライヴは現在2023年11月までのチケットが発売されている。

先日、アヴィーチーは原盤権と音楽出版権の75%を2014年にABBAのビヨルン・ウルヴァースが設立したポップハウスという企業に売却したことが遺族によって発表されている。

アヴィーチーの父親であるクラス・バークリングは声明で次のように述べている。「妻と私は歳をとるにつれてティムのような世界的ビッグ・アーティストにとって不可欠なストリーミングやデジタルでの展開に先んじるための適切なエネルギーや必要なスキルがないと感じていました」

「この契約を通してティム・バークリング財団の長期的な財源を確保して、若者のメンタル・ヘルスや健康における重要な問題を支援する財団の活動を断固として行う機会を作り出すことができます」

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