ミューズのマシュー・ベラミーは最新作『ウィル・オブ・ザ・ピープル』にヘヴィ・ミュージックの影響が大きかったことについて振り返っている。
『クラシック・ロック・マガジン』誌のインタヴューでアイアン・メイデンといったバンドからの影響についてマシュー・ベラミーは次のように語っている。「メタルは常に自分たちにとって馴染みのあるものなんだ」
「アイアン・メイデンのようなバンドを聴いて、自分は育ったからね。ニルヴァーナやレイジ・アゲインスト・ザ・マシーン、スマッシング・パンプキンズといったバンドにもハマってきたけど、常に80年代のメタルへの愛情というものはあったんだ。メタリカも自分たちには大きな存在だし、アイアン・メイデンはブリティッシュのバンドで、パンク・ロックみたいなところもあるからね」
「アイアン・メイデンの“Phantom Of The Opera”といった曲は他のメタル曲ほど、クラシカルでも壮大でもない。そこには怒りもあれば、恐れもある。だから、アイアン・メイデンは常に尊敬しているバンドなんだ」
マシュー・ベラミーはスウェーデン人ギタリストのイングヴェイ・マルムスティーンを評価していることについても語っている。
「イングヴェイ・マルムスティーンなんかも演奏し始めた90年代初期にハマった人の1人だね。当時は確かにチャンスだと思ったんだよ。でも、単純に彼みたいになれないことを知って、よりクラシカルだったり、フラメンコ的なギター・スタイルのほうにいったんだ」
「それからジミ・ヘンドリックスやカート・コバーンのような人たちを聴き始めて、思ったのは『信じられないような技術的正確さは無理だとしても、混沌だったらできるんじゃないか。でも、自分にできるのはむちゃくちゃなものでしかないけど』ってことだった。それで、ノイズ、カオス、カーネイジの道を行くことになったけど、違う要素も少しずつ自分にはあるんだ」
ミューズは通算9作目となる最新作『ウィル・オブ・ザ・ピープル』で7作連続となる全英アルバム・チャート1位を獲得している。
ミューズは2月から北米ツアーを行うことが決定しており、スペシャル・ゲストとしてエヴァネッセンスが出演するほか、サポート・アクトとしてONE OK ROCKとハイリー・サスペクトが出演することも決定している。
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