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ブロンディのデボラ・ハリーは、もしデヴィッド・ボウイの存在がなければ今日のようなブロンディはなかったと追悼のコメントを寄せている。

ブロンディは、70年代後半にイギー・ポップの前座としてツアーを行ったが、そのツアーでイギー・ポップのためにキーボードを弾いていたのがデヴィッド・ボウイだった。デボラ・ハリーは、彼女がブレークするのにこのツアーがとても重要だったと語った。

『ローリング・ストーン』誌にデボラ・ハリーはこう語っている。「どんなに私がデヴィッド・ボウイを愛していたか、言葉では表せないわ。ちょうどデヴィッドがアルバム『ロウ』を発表したときで、イギー・ポップはツアーを始めようとしており、デヴィッドはイギーのバンドでキーボードを弾くことになっていたの。彼らは、ブロンディを前座としてどうかと聞いてくれて、そこから私の歴史が始まったようなものなのよ。彼の先見の明とイギー・ポップがいなかったら、私はいまここにいなかったわ。ばかばかしい質問には本当に答えられないけれど、疑いなくボウイは私の将来の成功の大きな一部であったのよ」

また、デボラ・ハリー、は「ボウイを愛さない人がいるの?」と訊き返し、彼について「洞察力のあるアーティストにしてミュージシャンにして俳優、そして、パーフェクトなルネッサンスをおこした人」と語っている。

デヴィッド・ボウイは、1月10日に「18ヶ月に及ぶ勇敢なガンとの闘いの末」、亡くなっている。その後「肝臓ガン」であったことや「6回の心臓発作を生き抜いた」といった報道がなされている。

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