フー・ファイターズのデイヴ・グロールはここ数年行ってきた「ハヌカー・セッション」を多くのスペシャル・ゲストを迎えてライヴで披露している。
『ヴァラエティ』誌によれば、このライヴは250人定員のロサンゼルスのラルゴで行われ、デイヴ・グロールはハヌカー・セッションでコラボレーションしてきたグレッグ・カースティンと共に9曲を披露している。ここ数年、ハヌカーの時期にデイヴ・グロールとグレッグ・カースティンはカヴァーを動画などで披露してきたが、ライヴで披露されたのは初めてとなっている。今年のハヌカーは12月18日となる。
ライヴの司会は映画監督のジャド・アパトーが務め、ライヴの収益はユダヤ名誉毀損防止同盟に寄付されている。ジャド・アパトーはライヴのオープニングでブラッド・スウェット&ティアーズの“Spinning Wheel”のカヴァーを披露している。
次にステージに登場したのはP!NKで、「私の本名はアレシアで、ユダヤ人なの」と伝えた後、バンドと共に自身の楽曲“Get This Party Started”を披露している。その後はグレッグ・カースティンとザ・バード・アンド・ザ・ビーでバンドメイトであるイナラ・ジョージが登場して、10ccの“The Things We Do For Love”のカヴァーを披露している。
次はデイヴ・グロールの娘であるヴァイオレットが登場して、ジャニス・イアンの“Edge Of Seventeen”のアコースティック・カヴァーを亡くなったプロデューサーのブルックス・アーサーにささげている。ベックは自身の楽曲“E-Pro”を披露しており、ヤー・ヤー・ヤーズのカレンOを迎えて“Heads Will Roll”を演奏している。
デイヴ・グロールとグレッグ・カースティンはテネイシャスDのメンバーを迎えてラッシュの“The Spirit Of Radio”をカヴァーした後、これまでのゲストを全員迎えてランディ・ニューマンの“I Love L.A.”を披露している。アンコールではベックとテネイシャスDと共にデイヴィッド・リー・ロスの“Just A Gigolo”が演奏されている。
ハヌカー・セッションが行われるのは今年で3回目で、2020年のセッションではドレイク、ビースティ・ボーイズ、ピーチズ、ボブ・ディラン、マウンテン、エラスティカ、ザ・ナック、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドの楽曲をカヴァーしていた。
翌年の2021年にはビリー・ジョエル、ヴァン・ヘイレン、バリー・マニロウ、リサ・ローブ、ラモーンズ、エイミー・ワインハウス、ザ・クラッシュ、キッスのカヴァーを披露している。これらのカヴァーは最初にYouTubeで公開された後、ストリーミング・サービスにも追加されている。
広告 【独占配信】エミー賞®史上最多18部門受賞の歴史的快挙!真田広之主演&プロデュース「SHOGUN 将軍」をディズニープラスで見る
Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.