ジャック・ホワイトはカニエ・ウェストのアカウントが凍結されたことを受けて、再びツイッターの運営を巡ってイーロン・マスクを批判している。
カニエ・ウェストの友人にして支援者と見られているイーロン・マスクはカニエ・ウェストがダビデの星と鉤十字を組み合わせた画像を投稿したことでツイッターのアカウントを凍結している。カニエ・ウェストはこの日、カニエ・ウェストは極右の陰謀論者として知られるアレックス・ジョーンズが司会を務める「インフォウォーズ」に出演して、アドルフ・ヒトラーに賛辞を寄せてナチスを擁護している。
イーロン・マスクによれば、カニエ・ウェストは「暴力の煽動を禁止する」というツイッターの規約に違反してアカウントが凍結されたという。それを受けてジャック・ホワイトはイーロン・マスクへの公開書簡をインスタグラムに投稿して、その偽善的な振る舞いを批判している。
ジャック・ホワイトは次のように述べている。「イーロン、『表現の自由』とやらはうまくいっているかい? 思うに、君は誰に表現の自由を与えて、誰に与えないかを決めなきゃいけなかったんだよね。リベラルの泣き虫たちは誰かの表現の自由を凍結させたりしたのかな?」
ジャック・ホワイトはイーロン・マスクがドナルド・トランプ元大統領のアカウントを復活させたものの、アレックス・ジョーンズのアカウントが凍結されていることに言及している。「陰謀論者の嘘つきであるアレックス・ジョーンズには表現の自由が与えられないのかい? 君はこういう連中が暴力と憎しみを煽動することを学んでいるのに、ドナルド・トランプ元大統領はそうではないというのかい?」
「それとも、嘘つきのアレックス・ジョーンズや反ユダヤ主義で自己中心的なカニエ・ウェストは元大統領がやったようにビリオネアへの減税を提供できないからだろうか? もしくは、言論の自由の管理者が個人的に侮辱されているからだろうか? おそらく、自分には分かるはずもないけど、ルールや規則が必要なんじゃないだろうか? さもなければ混乱を引き起こすことになるだろう」
ジャック・ホワイトはカニエ・ウェストのアカウントを凍結させたことはイーロン・マスクが裁量的な検閲の必要性を学んでいる証かもしれないとも述べている。「銃やドラッグ、アルコール、集会、言論など、誰かや何かが傷ついたり破壊される危険性があるため、そうしたことは規制される必要があるとイーロン・マスクが学ぶのをリアルタイムで見られるのは素敵だね」
「それは『法』と呼ばれることもあるかもしれない」とジャック・ホワイトは続けている。「そして、おそらく危険で憎しみに満ちた人々に自分の舞台で好き勝手言わせておくと、いかにひどいことになるか学んでいるところなのだろう」
ジャック・ホワイトは最後にこの投稿のコメントを無効にしていることについて、ここは「議論の場ではない」と説明している。「玄関先で話しているのであって、街の広場で議論しているのではない」
これは先日、イーロン・マスクがツイッターについてデジタル時代の「事実上の街の広場」と評していたことに向けられている。「自分が管理するプラットフォームでは規制を行っている。イーロン、正しいことをして、憎しみのモンスターに舞台を提供したり、街の広場に行かせたりしないでくれ。ツイッターは政府が所有する街の広場ではない。イーロン・マスクが所有する私企業だ」
先日もジャック・ホワイトはドナルド・トランプ元大統領のアカウントを復活させたイーロン・マスクについて「ものすごく不快」で「最低な行為」と批判していた。「アレックス・ジョーンズのような嘘つきにプラットフォームを与えるあなたやジョー・ローガンのような人々」はヘイト・スピーチを広げる人物を支援する金銭的な動機があるとジャック・ホワイトは続けている。
その後、ジャック・ホワイトはトレント・レズナーやスティーヴン・フライと同様、ツイッターを止めている。
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