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オノ・ヨーコはISISのテロリストとされるモハメド・エムワジが「ジハーディ・ジョン」のニックネームを、ジョン・レノンからとって付けたということに対してコメントしている。

イギリスの秘密情報部は今年の2月、クウェート出身のエムワジが欧米諸国の人々を数多く殺害したと見られるジハーディ・ジョンの正体であることを突き止めた。

エムワジやその他の仲間のメンバーは、ザ・ビートルズのメンバー4人の名前からそれぞれジョン、ポール、ジョージ、リンゴとニックネームを付けたといわれている。

夫の名前が使われていることについてオノ・ヨーコは『オブザーバー』紙に次のように語っている。「とても悪趣味だと思うわ。ジョンやビートルズ(の思い出)を汚すことは許さない」

活動家であり、音楽家であり、アーティストでもある彼女は今なお、世界平和について希望を持ち続けている。「私のやり方に対してシニカルになることも出来ると思う。でも、時間はかかるもしれないけど、きっと平和につながると思うの」とコメントしている。

「楽観的という言葉を使うと、まるで本当のことのように聞こえないから好きじゃないけど、でも確実に世界平和に近づきつつあると私は思っているわ」

ISISメンバーのニックネームについては以前、ビートルズのドラマーのリンゴ・スターもまた次のようにコメントしている。「くだらないね。奴らがしている事はビートルズが伝えてきたメッセージとは正反対だからね」

「もし俺たちが何か支持するとしても、奴らのしていることは決して賛成することはないね。俺たち4人は断固として愛と平和を支持するんだ」

一方、ポール・マッカートニーは最近、ジョン・レノンの死後に彼に対する世間の認識が変化していったことに「不満」を抱いていたことを明らかにした。ジョン・レノンは1980年12月にニューヨークにある自宅のアパートメントの外にいたところを銃で撃たれ、わずか40歳でこの世を去った。ビートルズは1970年に解散している。

ポール・マッカートニーは、『エスクァイア』誌の最新のインタヴューで、彼のかつてのバンド仲間であるジョン・レノンについて語っている。「僕たちはわかっていたんだ、他のバンドとは違うってね。レノンの才能、知性、辛口のウィット。僕のメロディとか、いろんなこと。ハリスンのスピリチュアルな部分や、リンゴの陽気さやドラムのテクニックとか……。僕たちは4人ともみんな同じように、必死に頑張ってたんだよ」

「ビートルズの解散後は、ジョージがソロ・アルバムを作り、ジョンもソロ・アルバムを作り、僕も、リンゴも自分のアルバムを出した。みんな同じように活躍してたのさ。ジョンが撃たれたときは、本当にぞっとしたけど、結局残ったのは、そう、ジョンが殉教者になってしまったということだった。まるでJFKみたいにね」と彼はこう続けた。

「それで何が起こったかというと、世間が『ジョン・レノンこそがビートルズだ』と言い出して、だんだんと不満が募るようになっていったんだ。ジョージとリンゴと僕はこう思ったね。おいおい、ついこの間まで、僕たちみんな一緒で『ビートルズ』だったじゃないか、ってね」

「確かに、ジョンはウィットに富んだスマートな奴だったし、いい仕事もたくさんしたよ。ソロになってからはさらに素晴らしい仕事をしていたと思う。でも、ジョンはそうでないこともたくさんやってきたんだよ。彼は殉教者になることで、まるでジェームズ・ディーンみたいに崇められることになった。いや、それ以上かもしれないよね」

「当時は何とも思ってなかったんだけど、それは認めるよ。だってあれはいわゆる『修正主義』的なことだとわかっていたんだ。『ジョンこそビートルズだ』ってなっちゃったんだよ」

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