Mark Seliger

Photo: Mark Seliger

エルヴィス・コステロはchelmicoとのコラボレーションによる“Magnificent Hurt”のリミックスが公開されている。

“Magnificent Hurt”は今年1月にリリースされた最新作『ザ・ボーイ・ネームド・イフ』に収録されている楽曲で、本日11月25日にデラックス・エディション『ザ・ボーイ・ネームド・イフ(アライヴ・アット・メンフィス・マグネティック)』がリリースされている。

デラックス・エディションにはリミックスのほか、2021年10月と2022年5月のメンフィス・マグネティック・レコーディング・スタジオでのツアー・リハーサル中にライヴ録音された10曲が収録されている。

エルヴィス・コステロはchelmicoとの出会いについてエッセイで次のように述べている。「ツアーに明け暮れていた生活から、一時的に空いた合間が授けてくれたことの一つは、ジュークボックスやレコードの山、映像エンターテインメントになったコミック本の世界を家族で囲み、楽しむ時間だった。双子の兄と母親が何か別のことに取りかかっていた頃、僕と息子のフランクはTVアニメ『映像研には手を出すな!』を全話観ることに成功した。絵コンテから最終カットまで、アニメーション制作のあらゆる側面が、3人の若い日本人女子高生の目を通して描かれる独創的な作品だ。各話は、ビートボックスとスライドギターに乗ったヴァースと韻を踏むフローがクールなchelmicoの“Easy Breezy”で幕を開ける」

「何本かの電話の後、僕は東京にいるMamikoとRachelとのビデオ会議に参加していた。二人は喜んで〈マグニフィセント・ハート〉を自分達のヴァージョンにすることに合意してくれた。僕からの唯一の指示は「何をやってくれてもいい。切り刻んでも、ひっくり返しても、消してもいい。やりたいようにやってくれ。君たちが間違うってことはありえないから』だった」

「聴けばおわかりの通り、今やそれは歌詞音楽共にまるで別の物語を持つ曲であり、僕も彼女たちのヴァースの間に不意に挟まれ、再調和している。そしてこの新しい日本モデルの曲を持ち、『ザ・ボーイ・ネームド・イフ(アライヴ・アット・メンフィス・マグネティック)』の物語本もエンディングを迎えるのだ」

chelmicoは今回のコラボレーションについてこのようにコメントしている。「まさかの!Elvis Costello氏とのコラボです!!こんなことあるんですね!!リモートで打ち合わせしたときに自由にやっていいよ〜って言ってくれたので自由にやりました!!歌詞の世界観をうまく落とし込めたと思います!!ryo takahashiのビートも完璧!!コステロさんも気に入ってくれて、全員がHAPPYです!!」

デラックス・エディションのストリーミングはこちらから。

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