テイラー・スウィフトは「ジ・エラズ・ツアー」のチケット一般発売が中止となり、チケットを押さえられなかったファンからの非難の声が上がっていることを受けて、声明を発表している。
チケットマスターは「尋常じゃなく高い需要」があって「需要に応えるためのチケット在庫が不十分なため」チケットの一般発売が中止となることを直前で発表している。
テイラー・スウィフトはチケットを入手するのに苦労したのには「複数の理由」があるとした上で、「何度もこれだけの重要に対応できるのかと問い合わせたが、できると断言された」と述べている。
「私がファンを非常に大切にしていることは言うまでもありません」とテイラー・スウィフトはインスタグラムで発表した声明で述べている。「私たちはこれを何十年にもわたって、長年やってきました。キャリアにおいて様々な要素を取り入れてきました。私と同じくらいファンのことを大切にしている私のチームと共にファンの体験の品質を改善するためにそうしたことをしてきたのです。こうした関係性や忠誠心を併せ持つ外部の団体を信じることは難しいことです。何の手立てもなくミスが起こるのを見ているのは耐え難いことでした」
彼女は次のように続けている。「チケットを入手するのに苦労したのには複数の理由があります。この状況を改善できる方法を見出そうとしているところです。私は言い訳をするつもりはありません。何度もこれだけの重要に対応できるのかと問い合わせたが、できると断言されました。240万人がチケットを入手したことは本当にすごいことですが、多くの方がチケット不足を体験したことは腹立たしいことです」
「チケット入手できなかった人たちへ言えるのは、一緒に集まって曲を歌う機会をもっと提供したいということだけです。来たいと言ってくれて、ありがとう。それがどれだけ有り難いことかは分かってもらえないくらいです」
2018年以来となる「ザ・エラズ・ツアー」は先行販売の時点で記録を作っており、11月15日だけで少なくとも200万枚のチケットが販売されている。これは1日で売り上げたチケット枚数としては最多となっている。チケットマスターのスポークスパーソンは「歴史的に前例のない需要」を経験することになったと述べている。
先行販売でもウェブサイトの停止と長い待ち時間についてファンからは不満の声が上がっていた。『ガーディアン』紙の報道によれば、発売直後にチケット再販サイト「スタブハブ」には22700ドル(約315万円)で売りに出されたチケットもあったという。
「全員が今回の公演のチケットを入手することは不可能ですが、体験を改善するためにまだできることがあることは把握しており、そこに集中していきます」とチケットマスターはBBCに語っている。
ツアーにはスペシャル・ゲストとしてパラモア、ビーバドゥービー、フィービー・ブリジャーズ、ガール・イン・レッド、ムーナ、ハイム、ゲイル、グレイシー・エイブラムス、オーウェンが参加することが決定している。
一方、テネシー州司法長官のジョナサン・スクルメッティは多数のテイラー・スウィフトのファンからチケット購入に関する問題が報告されたことを受け、チケットマスターの調査を立ち上げている。
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