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ブルース・スプリングスティーンは最新作のカヴァー・アルバムをレコーディングする前に「アルバム1枚分」をお蔵入りにしたことを明かしている。

ブルース・スプリングスティーンによる最後のオリジナル・アルバムは2020年発表の『レター・トゥ・ユー』だが、11月11日に若い頃のクラシック・ソウルをカヴァーしたアルバム『オンリー・ザ・ストロング・サヴァイヴ』がリリースされている。

エディス・ボウマンによる新たなインタヴューでブルース・スプリングスティーンは最初にアルバム1枚分をレコーディングしたが、「しっくりこなかった」と語っている。

「最初は大変だったんだ。曲を選んだんだけど、『他の人の曲を歌って、本物の曲に聴こえるように自分のものにするのは難しい』と思った。だから、お蔵入りにすることになったアルバムを1枚分作ることになった。別の形で出ることになるかもしれないし、いいところもあったんだけど、しっくりこなかったんだ」

「そうしたらフランク・ウィルソンによるモータウンのレア曲“Do I Love You (Indeed I Do)”に出会ったんだ。誰も聴いたことないんじゃないかと思って、挑戦したくなった。プロデューサーのロン・アニエロがトラックを作ってくれたんだけど、素晴らしく力強いものでね。『フランク・ウィルソンの音域に近づけるのなら、やってみよう』と思って、やってみたら、素晴らしいと思えたんだよ」

ブルース・スプリングスティーンは次のように続けている。「ソウル・ミュージックに向かうのがいいんじゃないかと思った。それで育ったからね。ソングライターとしての師匠はサム・ムーア、ジェームス・ブラウン、スモーキー・ロビンソンといったソウル・マンたちだった。本当にたくさんいるんだ。シンガーではデイヴィッド・ラフィン、リーヴァイ・スタッブスなんて達人だよね。全員が師であり、そうした曲を歌ってみようと思ったんだ」

ブルース・スプリングスティーンは今週『ザ・トゥナイト・ショウ・スターリング・ジミー・ファロン』に3日連続で出演することが決定している。サンクスギビングには特番が放送されることも決定している。

ブルース・スプリングスティーン&Eストリート・バンドは2023年2月から6年ぶりとなるツアーを行うことが決定している。

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