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パブリック・イメージ・リミテッドのギタリストであるキース・レヴィンが亡くなった。享年65歳だった。

訃報は作家にしてライターのアダム・ハモンドによって発表されており、キース・レヴィンは現地時間11月11日に亡くなったという。

「大きな悲しみと共に近い友人で、伝説的なパブリック・イメージ・リミテッドのギタリストであるキース・レヴィンが11月11日に亡くなりました」とアダム・ハモンドは述べている。

「間違いなくキース・レヴィンは最も革新的で、恐れを知らない、影響を与えたギタリストの1人でした」

アダム・ハモンドは次のように続けている。「キースは音楽界において新しいパラダイムを作ろうとして、ジョン・ライドンとジャー・ウォブルという意欲的な協力者と共に見事にそれを成し遂げました。パブリック・イメージ・リミテッドのファースト・アルバムの1曲目に収録された“Theme”は9分を超える作品で、オルタナティヴ・ミュージックのあるべき姿を定義することになりました」

「パブリック・イメージ・リミテッドの最も重要な時代を築く手助けをしたのと同様に、キース・レヴィンはミック・ジョーンズと共にザ・クラッシュを結成し、初期のサウンドに大きな影響を与えることとなった。今日、我々が聴いている音楽は、認知されているにせよしないにせよ、キース・レヴィンの作品に依るところが大きいのです」

アダム・ハモンドは次のように締めくくっている。「愛とお悔やみをパートナーのケイト、姉妹のジル、家族と友人に捧げます。世界は彼という才能を失って暗い場所になりました。私の世界も友人を失って暗い場所になりました」

1970年代初頭にイエスのローディーをやった後、1976年にミック・ジョーンズと共にキース・レヴィンはザ・クラッシュを結成し、当時のバンドであるザ・ワンオーワナーズを抜けてバンドに加入するようにジョー・ストラマーを説得したことで知られている。

キース・レヴィンはザ・クラッシュをレコーディング前に脱退して、セックス・ピストルズの解散後、ジョン・ライドンとパブリック・イメージ・リミテッドを結成している。

1983年にパブリック・イメージ・リミテッドを脱退した後、キース・レヴィンはソロの音源やプロデュースを手掛けている。

訃報を受けて、ジャー・ウォブルは「安らかに、キース・レヴィン」とツイートしている。

プライマル・スクリームのボビー・ギレスピーは回想録『テナメント・キッド(原題)』でキース・レヴィンに書いた部分を抜粋している。「キース・レヴィンの天才的なギターは叫ぶように神経を逆撫でし、ザ・バーズのようなアルペジオがバイカーのようにジャンクなスピードボールと共にスピードを上げ、基準を押し上げる。スージー・アンド・ザ・バンシーズのジョン・マッケイとパブリック・イメージ・リミテッドのキース・レヴィンはロックのギター演奏を再発明した。この2人以降、ギターの弾き方を誰しもが考えざるを得なくなった。これこそが未来だった」

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