ブームタウン・ラッツの結成メンバーのギタリストであるギャリー・ロバーツが亡くなった。享年72歳だった。
ギャリー・ロバーツはブームタウン・ラッツというバンド名を決めた立役者で、本日発表された声明では「ブームタウン・ラッツという存在がどんなものかを要約していた」と記されている。
記事執筆時点で死因については明らかにされていない。
シンガーにして活動家のボブ・ゲルドフがフロントマンを務めたブームタウン・ラッツはフェイスブックで次のように述べている。「非常に大きな悲しみと共にブームタウン・ラッツのメンバーはギタリストにして友人だったギャリー・ロバーツが今朝亡くなったことを発表します」
「残されたメンバーのピート・ブリケット、ボブ・ゲルドフ、サイモン・クロー、ダレン・ビール、アル・ダンは家族と友人にお悔やみを申し上げます」
“I Don’t Like Mondays”や“Like Clockwork”といった楽曲で知られるブームタウン・ラッツは70年代中盤にダブリンで結成した時のことを振り返っている。
「1975年の春の夜、ダブリンのダン・レアリーにあるバーでギャリーは素晴らしいロックンロール・バンドになることになるグループの結成メンバーとなった。そのバンドは彼のサウンドが牽引するもので、酷使されたアンプから飛び出す巨大なノイズの嵐だった。それはグループの残りのメンバーだけでなく、彼が演奏してきた世界各地の観客を鼓舞することになった」
「ファンにとって彼はレジェンドだろう。実際、そうだった。私たちにとっては彼はギャザーで、ブームタウン・ラッツという存在がどんなものかを要約していた男だった。子どもの頃からギャリーとは知り合いなので、今夜彼がいないことが不思議と寂しくなります。安全な旅を、ギャズ。すべてに感謝するよ」
ブームタウン・ラッツはツイッターでもギャリー・ロバーツを「今後も惜しまれる人物であり、今後も思い出される友人で、そのサウンドが忘れられることはないだろう」と述べている。
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