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アディダスはカニエ・ウェストとの長年に及ぶ提携関係を終了させたが、イージーの商品をカニエ・ウェストのブランディングなしに販売する可能性を示唆している。

『インサイダー』の報道によれば、アディダスの財務責任者であるハーム・オルマイヤーは現地時間11月9日に開催された四半期決算報告でアディダスが「現行製品として登録されているデザインの権利を単独で所有している」ことを通知している。

続けてハーム・オルマイヤーは早ければ来年にも「そうした権利を活用する」と語っているものの、アディダスとしての事業計画は発表されていない。「私たちは時間をかけて最高の選択肢は何なのか検討しなければなりません」と彼は語っている。「然るべき時になったら、より具体的なことをお伝えします」

カニエ・ウェストが2020年に特許を取得しているイージー・スライドのサンダルについてはハーム・オルマイヤーが語っている対象からは例外になる可能性がある。今年6月、アディダスがアディレッタ22のサンダルを販売すると、カニエ・ウェストは「アディダスによって作られた偽物のイージー」だとして、盗作だと批判していた。

アディダスとカニエ・ウェストは2013年に初めて契約を結んでおり、2015年に最初の「イージー」のコレクションを発表している。カニエ・ウェストはイージーについてすべての製品に対するクリエイティヴ・コントロールを有し、100%のオーナー権を所有している。

今年になってカニエ・ウェストとアディダスの関係は険悪なものとなり、9月にカニエ・ウェストはCEOであるカスパー・ローステッドの訃報を報じたフェイクの『ニューヨーク・タイムズ』紙の記事をインスタグラムに投稿していた。

先月、カニエ・ウェストはパリのファッション・ウィークで「ホワイト・ライヴス・マター」と背中に書かれたロングスリーヴのシャツを着用していたことで物議を醸している。この時点でアディダスはカニエ・ウェストとの提携関係について「検討中」としていたが、カニエ・ウェストは「ファック・アディダス。俺がアディダスだ」と投稿していた。

その後、カニエ・ウェストが反ユダヤ主義的なコメントをしたことで、アディダスは「受け入れられない、憎しみに満ちた、危険な」コメントだったとして提携関係を解消している。

「アディダスは反ユダヤ主義やその他のいかなるヘイト・スピーチも容認しません。カニエ・ウェストの最近の発言と行動は受け入れられない、憎しみに満ちた、危険なものであり、多様性と包括性、相互尊重と公平性という弊社の価値観に反するものです」

カニエ・ウェストのコメントを受けてアディダスのほか、パリ・ファッション・ウィークでカニエ・ウェストをモデルに起用したバレンシアガも今後は仕事をしないことを発表している。また、金融機関のJPモルガン・チェース・アンド・カンパニーも取引をしないことを発表して、弁護士やタレント・エージェンシーも契約を解消している。

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