ザ・キュアーのキーボーディストであるロジャー・オドネルはポール・ウェラーがロバート・スミスを痛烈に批判したことに反応を示している。
ポール・ウェラーは『レコード・コレクター』誌のポール・ウェラー特集号のインタヴューでロバート・スミスのことを「太ったクソ野郎」と評している。
インタヴュアーが次のノエル・ギャラガーのアルバムにザ・キュアーの“A Forest”に似た曲があると言われていることをポール・ウェラーに伝えると、ポール・ウェラーは「信じられないという気持ちと嫌悪感」が入り混じった表情を見せたという。
「本当かい?」とポール・ウェラーは語っている。「あいつらには我慢ならないね。太ったクソ野郎だよ。口紅とか、くだらないことをやっているしね。彼は俺と同じくらいの歳だろ?」
彼は次のように続けている。「あいつは最低だよ。好きじゃないんだ。仕事をしても、引っ叩きたいような奴もいるんだよ」
今回、ザ・キュアーのロジャー・オドネルはこの論争に加わって、今は消されたツイートで次のように述べている。「スパイク・ミリガンも言ったように、ガラスの家に住んでいるなら、ズボンを下ろす前にブラインドを締めておかないと、とずっと思っているんだ」
ポール・ウェラーがロバート・スミスをここまで嫌う理由は定かではないが、『ラウダー・サウンド』はザ・キュアーがデビュー・アルバム『スリー・イマジナリー・ボーイズ』を作っている時にザ・ジャムが気づかずに手助けをしてしまったことを指摘している。
また、ロバート・スミスはパンクは政治的なムーヴメントではなかったと語った1985年のインタヴューでポール・ウェラーに言及している。「後にそうなるわけだけど、それはみんながムーヴメントとして見たいと思ったからなんだよ」
ロバート・スミスは人々が「イエスやジェネシスのようなバンド」を聴くのが不満で、「踊れるようなものを聴きたがっていたんだ」と続けている。
「ポール・ウェラーのように社会的な意識を持っていて、自分の名前を出しているような人たちもいるけど、自分としては結局は何の役にも立たないと思っている」とロバート・スミスは説明している。「ポール・ウェラーのような人を信じるにはよほどのバカじゃないとならないだろうからね」
「自分のような人間を信じるにもよほどのバカじゃないとならないだろうけどね」
ザ・ジャムとザ・キュアーは同じA&Rのクリス・パリーによって発見されており、彼は1977年にポリドールでザ・ジャムと契約しており、1978年に自身のレーベルであるフィクション・レコーズでザ・キュアーと契約している。
ロバート・スミスはポール・ウェラーの発言に現時点で反応を示していない。
ザ・キュアーは12月1日のダブリン公演からUK&アイルランド・ツアーをスタートさせることが決定している。ザ・キュアーは今年3月に行われたNMEアウォーズで来たる新作が『ソングス・オブ・ア・ロスト・ワールド』というタイトルになることを明かしている。
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