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ヴァン・ヘイレンのサミー・ヘイガーはエディ・ヴァン・ヘイレンの追悼コンサートの噂について言及して、興味はあったものの、ドラマーのアレックス・ヴァン・ヘイレンから返信はなかったと語っている。

今年4月、元メタリカのベーシストであるジェイソン・ニューステッドはギタリストのジョー・サトリアーニと共にヴァン・ヘイレンの追悼ツアーに参加しないかと声を掛けられたと語っていた。

7月にエディ・ヴァン・ヘイレンの息子であるウォルフガング・ヴァン・ヘイレンは父親のトリビュート・コンサートが実現しなかった理由について説明している。ウォルフガング・ヴァン・ヘイレンは計画があったことを認めつつも、「軌道に乗る前の初期段階」だったと語っている。

「僕として言えることは何かをやろうという試みはあったということだね。人についてネガティヴなことは言いたくないんだ。ただ、ヴァン・ヘイレンとなると、何かをやるのを非常に難しくしてしまう人がいるんだよ」

彼は次のように続けている。「とにかく、試みとしてはあったけれど、仕事をするのが難しい人たちがいて、実現しなかったんだよ」

デイヴィッド・リー・ロスを示唆する「3つのイニシャルを持つシンガー」が「主な原因」じゃないかとするファンの推測についてはどう思うかと訊かれると、ウォルフガング・ヴァン・ヘイレンは「ヴァン・ヘイレンの歴史を調べてみて、自分なりの結論を出してくれ」と答えている。

今回、1985年に加入して1996年までフロントマンを務めたサミー・ヘイガーはシリウスXMのエディ・トランクの番組で追悼コンサートの開催の可能性について言及している。サミー・ヘイガーはエディ・ヴァン・ヘイレンの追悼コンサートやツアーの可能性について何か新しい進展があったかと尋ねられている。

サミー・ヘイガーは否定的に次のように語っている。「僕の知る限り、何もないね。みんなも聞いたようにジェイソンがベーシストで、ジョー・サトリアーニがギターで、アレックスがドラムでやる話はあったんだ。マネージメントのアーヴィン・エイゾフから電話があって、マイク・アンソニーとアレックスとスーパースターのギタリストと共にやらないかと言われたんだ」

サミー・ヘイガーはヴァン・ヘイレン名義でなければ、マイク・アンソニーやアレックス・ヴァン・ヘイレンと喜んで一緒にやりたいと答えたという。「ヴァン・ヘイレンはもうないからね。誰がなんと言おうとね」

しかし、現状ではサミー・ヘイガーとアレックス・ヴァン・ヘイレンには交流はなく、「話をしていない」とサミー・ヘイガーは語っている。「アレックスに連絡を取ってみたんだ。言えることとしては、最近ももう一度連絡を取ってみたんだよ。マイキーの家族に悲しいことがあったからね。それでアレックスに連絡を取ったんだけど、彼から電話やメールが返ってくることはなかった」

「『分かった。もういいよ』と思ったよ。自分の一番したいこと、自分のトップのアジェンダではないからね。エディ・ヴァン・ヘイレンは追悼されるべき人だと思うし、全世界も同じ気持ちだと思う」

「でも、アレックスは僕とのことを根に持っていて、それを墓場まで持っていくつもりなんだ」

サミー・ヘイガーは生前エディ・ヴァン・ヘイレンとは2020年に和解したものの、アレックス・ヴァン・ヘイレンと和解できるかどうかは分からないと述べている。

「もう5度目くらいなんだ。2人の間の確執を作ろうなんて思っていない。あの人のことは大好きだし、ヴァン・ヘイレンも、一緒にやってきたことも大好きなんだ」

サミー・ヘイガーはウォルフガング・ヴァン・ヘイレンがデイヴィッド・リー・ロスが追悼コンサートの大きな障害になったことを示唆したことについても訊かれて、次のように答えている。「デイヴとは話をしていない。彼がやる場合は僕抜きでやりたがるんじゃないかな。それがウォルフガング・ヴァン・ヘイレンの言う機能不全の一部だと思うよ」

先日、ウォルフガング・ヴァン・ヘイレンはテイラー・ホーキンスの追悼コンサートでヴァン・ヘイレンの曲をやったことで父の死について「区切りがついた」と感じていると語っている。31歳のウォルフガング・ヴァン・ヘイレンはザ・ダークネスのジャスティン・ホーキンスをヴォーカルに、デイヴ・グロールをベースに、ジョシュ・フリースをドラムに迎えて、テイラー・ホーキンスの追悼コンサートの2公演で“On Fire”、“Hot For Teacher”、“Panama”を演奏している。

「テイラー・ホーキンスの追悼コンサートでもうやりきったと思っているんだ。区切りがついたと感じている。自分のパートは父親に捧げたものだったからね」

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