ブルース・スプリングスティーンはテイラー・スウィフトの新作『ミッドナイツ』に語る中で「彼女はものすごい才能だよ」と語っている。
ブルース・スプリングスティーンは『ハワード・スターン・ショウ』に出演して、2022年の今の時代に新人アーティストでなくてよかったと語っている。「僕らは自分たちのやっていることの黄金時代に出てきたわけだからね」と彼は説明している。
「1967年とか、1975年とか、1985年にギターを弾く若者だったとして、当時は誰も考えていなかったものに業界全体が変わっていく時だった。それは有り難いことだよね」
彼は次のように続けている。「でも、今だったら始めようとは思わない。自分にできるかどうかも分からない。まったく違う世界になってしまった。そういうことなんだよ」
ハワード・スターンがブルース・スプリングスティーンの初期の頃とは成功する方法が変わってしまったのではないかと示唆すると、ブルース・スプリングスティーンは今も「素晴らしいレコード」を作っている人物の例としてテイラー・スウィフトを挙げている。
「僕の娘はテイラー・スウィフトの最大級と言えるファンなんだけどね」と彼は語っている。「この間、彼女を空港まで迎えに行ったんだけど、『父さん、テイラー・スウィフトがすごいアルバムを出したわ』と言ってきてね。ニューアーク空港からコルツ・ネックまで大音量でかけながら、彼女は座席で踊っていたよ」
ブルース・スプリングスティーンは次のように続けている。「『自分が見たいのはこういうものだ』と言ったんだ。素晴らしかったよ」
最新作『ミッドナイツ』に関する感想を訊かれると、彼は次のように応じている。「素晴らしかったね。彼女はものすごい才能だよ。途轍もないソングライターだし、ジャック・アントノフのこともよく知っている。彼らは素晴らしいレコードを作ったよね」
「そういう人たちもいるんだよ。素晴らしい作品もたくさん作られている。今も素晴らしいアルバムは作られている。そうしたレコードですごく喜ぶ人もいる。それは続いていくだろう。違ったものにもなっていくんだろうけどね」
同じインタヴューでブルース・スプリングスティーンはEストリート・バンドのサックス奏者だったクラレンス・クレモンズの最期についても振り返っている。
先月、ブルース・スプリングスティーンはカヴァー・アルバム『オンリー・ザ・ストロング・サヴァイヴ』が11月11日にリリースされることを発表している。
ブルース・スプリングスティーン&Eストリート・バンドは2023年に行うUKツアーの日程を発表しており、その中にはソールド・アウトとなったハイド・パークでの2公演も含まれている。
一方、テイラー・スウィフトは2023年に行う「ザ・エラズ・ツアー」と題された最初のアメリカ・ツアーの日程を発表している。
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