モトリー・クルーのベーシストであるニッキー・シックスはミック・マーズに代わってツアーに参加するギタリストにジョン5を選んだ理由について語っている。
先日、ギタリストのミック・マーズが変性疾患を理由にツアーから引退することを発表している。『ヴァラエティ』誌に発表した声明でモトリー・クルーはミック・マーズがツアーから引退することを発表しているが、スタジオや法的な目的では正式なメンバーであることを付け加えている。
「強直性脊椎炎との痛ましい闘病のために、彼はこれ以上バンドとツアーできないことになりました」と声明には書かれている。「ミック・マーズはバンドのメンバーであり続けますが、ツアーの厳しさにはもう耐えられません。強直性脊椎炎は非常に痛みを伴い、脊椎に影響を及ぼす深刻な変性疾患なのです」
その後、、後任のツアー・ギタリストとしてロブ・ゾンビでギタリストとして活動してきたジョン5が参加することを発表している。ジョン5は伝記映像作品『ザ・ダート』のサウンドトラックに提供された3曲のオリジナル曲にもクレジットされていた。
ジョン5は声明で次のように述べている。「ミック・マーズの遺産を受け継げることは光栄ですし、これらの楽曲を演奏できるのを楽しみにしています」
ツイッターでファンからの質問に応じたニッキー・シックスはジョン5を選んだ理由について次のように語っている。「ジョンはすべての条件に当てはまったんだ。ものすごいプレイヤーだし、僕らの音楽を尊敬してくれているし、死ぬほど愉快な奴だし、僕らとこれまでの経緯もある。一緒にビッグなヒット曲を書いたからね」
ニッキー・シックスはツアーから引退するミック・マーズについても触れている。「彼は40年間にわたって一緒にやってきた戦士だからね。今後も僕たちの遺産を複数の世代のファンに届けることを続けていくよ。モトリー・クルーとしてツアーを続けてほしいというミック・マーズの意向を尊重したいんだ」
モトリー・クルーはデフ・レパードと共に2023年2月から3月にかけて南米ツアーを行うことが決定しており、5月から7月にかけてヨーロッパ・ツアーが行われることも決定している。
ミック・マーズは1981年のモトリー・クルー結成以来、常にメンバーであり続けていて、17歳の時に強直性脊椎炎と診断されている。ミック・マーズは病気についても公表しており、回想録『ザ・ダート:モトリー・クルー自伝』でも触れられており、2004年に手術を成功させている。
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