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ブライアン・イーノが故デヴィッド・ボウイへの追悼を表明し、最後の会話となった先週のメールのやり取りについて語っている。

ブライアン・イーノとデヴィッド・ボウイには多数の共作があり、特にデヴィッド・ボウイの「ベルリン三部作」と呼ばれる『ロウ』、『ヒーローズ』、『ロジャー』からなる1970年代のアルバム作品はよく知られている。

BBCニュースによる公式の声明によると、ブライアン・イーノは以下のように語っている。「今までもデヴィッドはすべてがそうであったように、彼の死もまた、まったくの驚きだった。今は、とても大きな隔たりを感じている。40年以上も交流していたが、私たちはいつも(イギリスのコメディアンの)ピート・アンド・ダッドのような関係性だった」

そして、ブライアン・イーノはこう続ける。「デヴィッドがニューヨーク、私がロンドンに住んでいた最後の数年間は、メールでのやり取りで繋がっていたんだ。いつも最後に仮名で署名するんだよ。ミスター・ショウビズとか、ミルトン・キーンズ、ローダ・ボロックス、デューク・オブ・イヤーとかね」

「7日前に、彼からメールを受け取ったんだ。いつも通り面白くて、非現実的で、言葉遊びや引用もあって、今までの私たちのやり取りと変わらないものだった。でも、最後にこう書いてあったんだ。『今までありがとう、ブライアン。この思い出は永遠に朽ちることはない』。そして、署名は『夜明け』だった。今思えば、あれが別れのメッセージだったんだってことが分かるよ」

ブライアン・イーノは他にも、2人で再び作品を作ろうとしていたことを明かしている。「1年ほど前から、私たちの最後のアルバムになる『アウトサイド』という作品について話を進め始めていたんだ。お互いにこのアルバムのことを気に入っていたが、片隅に追いやられていたんだ。それで、もう一度考え直して、新しいところに持って行こうと話していたところだった。楽しみにしていたんだけどね」

18カ月の闘病を経たデヴィッド・ボウイの死のニュースは11日の朝、デヴィッド・ボウイの息子で映画監督のダンカン・ジョーンズにより伝えられている。

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