デヴィッド・ボウイはオフィシャル・チャートによる今週の全英アルバム・チャートで1位となることがほぼ確実となっている。
1月10日、デヴィッド・ボウイは18ヶ月に及ぶガンとの闘病の末亡くなったことが発表されている。
デヴィッド・ボウイは1月8日に、最新作であり遺作となったアルバム『★(ブラックスター)』をリリースしている。アルバムはリリース以来4万3000枚を売り上げており、後を追うエルヴィス・プレスリーの『イフ・アイ・キャン・ドリーム』に2万5000枚の差を付けている。
オフィシャル・チャート・カンパニーの発表によると、デヴィッド・ボウイのアルバムは彼が死去したと報じられる前にすでに1位で推移しており、今週金曜日に明らかになる全英チャートのランキングでは、全英1位のアルバムとなることがほぼ確実だとし、デヴィッド・ボウイが1位を獲得したアルバムとしては通算10枚目の快挙となる。デヴィッド・ボウイが前回1位を獲得したアルバムは2013年リリースの『ザ・ネクスト・デイ』だった。
また、これまでの販売数が示唆していることとして、ファンが追悼の意味で彼の作品をダウンロードやストリーミング配信・購入していることから、ランキングにはデヴィッド・ボウイの複数の楽曲が登場する可能性が挙げられる。
オフィシャル・チャート・カンパニーの代表取締役であるマーティン・タルボットは次のように語っている。「今日は音楽を愛するすべての人にとって辛い日となりました。そして、デヴィッド・ボウイのニュー・アルバム『★(ブラックスター)』が、今日の悲しいニュースが発表される前から今週の1位獲得に向け好調な走りをみせていたという事実は、初のアルバムのヒットから40年以上に及ぶ活動を経てなお、彼が人の心を打つアーティストであるということの何よりの証明です」
「しかし、私たちは、今週の全英アルバム・チャートにおいてデヴィッド・ボウイの数々のアルバムが大きな動きを見せるだろうと思っています。デヴィッド・ボウイは彼自身を常に更新しながら、本当に多くの素晴らしいアルバムを制作してきたので、どなたにもお気に入りの曲がありますし、ファンの方々はそういった素晴らしい、アイコニックな作品を購入することを通じて、デヴィッド・ボウイのポップスに対する多大な貢献について改めて気づきを得ていることが明らかだからです」
先日、プロデューサーのトニー・ヴィスコンティは『★(ブラックスター)』がケンドリック・ラマーから影響を受けており、LCDサウンドシステムの 中心人物、ジェームス・マーフィーが参加していると語っている。
デヴィッド・ボウイは1967年にデビュー・アルバムをリリースし、その1年前にデヴィッド・ジョーンズから改名している。初期の作品には、『スペース・オディティ』や1971年の『ハンキー・ドリー』がある。
1972年には、『ジギー・スターダスト』をリリースしている。このアルバムには、”Ziggy Stardust”や”Suffragette City”が収録されている。
デヴィッド・ボウイのヒット曲には、”Let’s Dance”、”Space Oddity”、”Heroes”、”Under Pressure”、”Rebel, Rebel”、”Life on Mars”や”Changes”などがある。
デヴィッド・ボウイはここ10年でニュー・アルバム『★(ブラックスター)』と2013年の『ザ・ネクスト・デイ』の2枚のアルバムをリリースしている。彼の最後のライヴは2006年のニューヨークで行われたチャリティ・コンサートだった。
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