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2023年のグラミー賞の登録が出揃って、現地時間10月13日より来年の授賞式に向けて最初の投票が開始されている。

2023年の登録一覧には注目すべき登録や辞退がいくつかあり、テイラー・スウィフトは7部門で登録を行っている。テイラー・スウィフトは『レッド(テイラーズ・バージョン)』で最優秀アルバム賞や最優秀カントリー・アルバム部門の登録も行っており、8年前の2014年のオリジナル・リリース時にはどちらの賞も逃している。

“All Too Well (10 Minute Version)”は最優秀レコード賞と最優秀楽曲賞にも登録されており、“I Bet You Think About Me (Taylor’s Version)”は最優秀カントリー楽曲賞と最優秀カントリー・パフォーマンス賞にも登録されている。フィービー・ブリジャーズとの“Nothing New (Taylor’s Version)”は最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス賞に登録されている。

ビヨンセは通算7作目のアルバム『ルネッサンス』を最優秀アルバム賞と最優秀ダンス/エレクトロニック・アルバム賞に登録している。リード・シングル“Break My Soul”は最優秀楽曲賞、最優秀レコード賞、最優秀ダンス/エレクトロニック・レコーディング賞に登録されている。ビヨンセはキャリアを通して28のグラミー賞を獲得しており、女性アーティストとしては最多となっている。

ドレイクとザ・ウィークエンドは共に辞退したことも明らかになっている。ザ・ウィークエンドは今年1月に『ドーン・エフエム』を、ドレイクは今年6月に『オネストリー、ネヴァーマインド』をリリースしている。

ドレイクは2021年発表のアルバム『サーティファイド・ラヴァー・ボーイ』とヤング・サグとフューチャーが参加した“Way 2 Sexy”がノミネートされなかったことを受けて、グラミー賞を主催するレコーディング・アカデミーを批判していた。

ザ・ウィークエンドも2020年発表の『アフター・アワーズ』と同作のシングルがノミネートされなかったことを受けて、フラストレーションを露わにしており、当時「非公開の委員会制だから、グラミー賞には申込みを行わないようレーベルに指示した」と述べている。

ブルーノ・マーズとアンダーソン・パークによるシルク・ソニックもアルバム『アン・イヴニング・ウィズ・シルク・ソニック』の登録を見送っている。

ブルーノ・マーズは米『ローリング・ストーン』誌に次のように述べている。「このアルバムにはすべてを注ぎましたが、シルクソニックは潔く、謙虚に、そして何よりセクシャルに今年のアルバム登録を辞退したいと思います」

シルク・ソニックは今年のグラミー賞で“Leave The Door Open”で最優秀レコード賞、最優秀楽曲賞、最優秀R&Bパフォーマンス賞、最優秀R&Bソング賞を受賞している。

2023年のグラミー賞の候補作品は例年来月発表され、最終的な受賞者は2023年2月に予定されているグラミー賞授賞式で発表される。

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