Shamil Tanna/NME

Photo: Shamil Tanna/NME

ノエル・ギャラガーが新たなインタヴューで、野党である労働党のジェレミー・コービンの方針を批判しており、「共産主義は好きじゃない」と発言している。

ノエル・ギャラガーは、1997年の選挙で「ニュー・レイバー」という呼び名のもと、労働党を支持したことで知られており、自身が多分に左寄りの信条を持っていることを主張してきた。しかし、ノエルは、現在の労働党の党首であるジェレミー・コービンが取っている方針には、あまり感心していないという。

『ザ・サンデー・タイムズ・マガジン』誌に語ったノエルは、共産主義についてコメントし、「保守党には絶対に投票できないね。だって、目に見えない力がはたらいて、俺に投票箱に票を投じるのを妨げるんだ」と語っている。

「左側の人間として言うなら、1997年に起こったニュー・レイバーの時期は素晴らしいと思ってたんだ。当時はイギリスにいることがすごく面白かったしね。だって、いろんなことが起こってたわけでさ」

「でも、その後、労働党は自分たちが『Meet the new boss, same as the old boss(ザ・フーの“Won’t Get Fooled Again”の一節。「新しいボスに会ってみろ。昔のボスと変わらない」)』ってことを証明しちまったんだ。そうなるまでは、しぶしぶ受け入れてたんだ。でも、労働党は批判に対して対応をしなかったし、共産主義者はその期待に応えなかったんだ」

ノエル・ギャラガーは労働者階級の子供たちについて「音楽など高くて手が出ない」んじゃないかと語っている。

ノエルは今日のチャートで大きなセールスを上げているアクトに感心していないようで、アデルについては先日「年寄り向けの音楽」と評しており、数年前にはノエルはエミリー・サンデーも批判している。また、アデルの最新作『25』については、最近の音楽に蔓延している「安っぽいものばかり」の一部だと語っている。

昨年12月、ノエル・ギャラガーは自身のロンドンのライヴのサポート・アクトを務め、ロイヤル・アルバート・ホールでの公演でオアシスの楽曲を多数演奏するセットリストを披露している。

ステージに上がったノエルは次のように語っている。「早くから来てくれて、ありがとう。俺がこんなことをするのは、サポート・アクトってやつを見つけられなかっただけだ。冗談で言ってるわけじゃないんだよ。俺のマネージャーが言ったんだ。『すげえいいアイディアを思いついたよ。自分でサポート・アクトをやって、4時間演奏すればいいんだ』ってね」

※公開後、翻訳を修正しました。

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