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ザ・ローリング・ストーンズのベーシストであるダリル・ジョーンズはドキュメンタリー作品が公開されている。

『ダリル・ジョーンズ:イン・ザ・ブラッド』と題された本作はミュージシャンとしてのキャリアと人生を追ったもので、シカゴの南部で育ったこと、人種、政治といった問題も検証するものとなっている。

ドキュメンタリーにはミック・ジャガー、キース・リチャーズ、ロニー・ウッドも出演しており、チャーリー・ワッツにとっては最後のインタヴューの一つとなっている。

「バンドでは全員とうまくやっていかなければならないんだ」とチャーリー・ワッツは同作で語っている。「ダリルはものすごく仕事がしやすくて、一緒にいて楽しい人物の1人だね」

「彼は世界でも最高のベース・プレイヤーの1人だよ」とキース・リチャーズは続けている。「彼はマイルス・デイヴィスとも5年間やっていた。それって並大抵のことじゃないだろ?」

ダリル・ジョーンズは21歳の時にマイルス・デイヴィスと共演を果たしている。ダリル・ジョーンズはその後もハービー・ハンコック、スティング、ピーター・ガブリエル、マドンナとも共演を果たしており、1993年のビル・ワイマン引退後はザ・ローリング・ストーンズのベーシストとして活動している。

監督のエリック・ハンブルクは本作について次のように語っている。「ザ・ローリング・ストーンズのようなバンドの結成メンバーに代わることは簡単なことではありません。ダリルはそれをやってのけたのです。ダリル・ジョーンズじゃなかったら、30年間も続けていたかは分かりません」

「傲慢に聞こえなければいいけれど、彼らとやる時に自分がルーキーという感覚はなかったんだ」とダリル・ジョーンズは語っている。「初めて一緒に演奏した時、『いい感じだな。彼らも自分と同じようにいい感じだったら、また話をもらえるかもしれない』と思ったら、そうなったんだよ」

エリック・ハンブルクは次のように続けている。「この作品が若い人の刺激になって、楽器を手にとって、音楽を演奏したり書いたりしてくれればと思います」

「ダリルはロックスターにありがちなタイプではありません。彼に傲慢さはなく、大きなエゴを抱えているわけでもありません。彼はすごく謙虚なのです。この作品はすごくインスピレーションをくれる人物についての映画となっています」

ドキュメンタリー『ダリル・ジョーンズ:イン・ザ・ブラッド』はアメリカで10月7日に公開されている。

今年8月、ザ・ローリング・ストーンズのキース・リチャーズはできれば年末までに新曲をレコーディングしたいと語っている。

ドキュメンタリー『ボン・ジョヴィ:Thank You, Goodnight』をディズニープラスで見る 広告

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