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アークティック・モンキーズは通算7作目のアルバム『ザ・カー』の制作経緯や曲のインスピレーションについて語っている。

10月10日にスタジオ・ブリュッセルに出演する前にアレックス・ターナーとマット・ヘルダースは3FMのインタヴューを受けている。新作について話を聞く中で司会のヴェラ・シーモンズは次のように尋ねている。「アルバムが完成した瞬間、出来上がった時のことは覚えていますか? アルバムが完成して、完璧だと思った瞬間のことは覚えていますか?」

「他のどの作品よりも最後までたどり着くのに今回はすごく時間がかかったんだ」とアレックス・ターナーは語っている。「時間があったからだと思うんだけどね」とマット・ヘルダースは続けている。「今回はより広がったところがあるんだと思う」

アレックス・ターナーは次のように続けている。「おそらく長く続けていると、調整したくなっちゃうんだよね。その面では最終的にちょっとバカげたところもあったかもしれない。驚くべきことに自分が車でこのアルバムを聴いたかも分かってないんだ」

最後から2曲目に収録される“Mr Schwartz”についてヴェラ・シーモンズはアメリカの詩人であるデルモア・シュワルツのことを指しているのではないかと尋ねている。

「いや、偶然だよ」とアレックス・ターナーは語っている。「別のシュワルツなんだ。とあるシュワルツ夫人が自分のバロメーターに引っ掛かったんだよ。ジョージ・ソーンダーズの短編小説に『シュワルツさんのために』というのがあるんだけど、無意識にそこから来たのかもしれない」

彼は次のように続けている。「でも、どちらとも言えないと思う。アルファ・ロメオの後ろでその名前を見たんだ。テールライトの下だった。書体を知りたかったけど、分からなかった。90年代風のサーフィな感じで、デル・シュワルツとその後ろには書いてあった。アルバムに入れるまでは、しばらくその名前で呼んでいた。そして、“Mr Schwartz”になったんだ」

ファンは曲名が発表される前に見つけた「Del Schwartz」というスポティファイのプレイリストをアレックス・ターナーによるものじゃないかと推測していたが、これは事実かを尋ねると、アレックス・ターナーとマット・ヘルダースは共に否定している。

「そのプレイリストがアルファ・ロメオの人物によるものでないとしたら、思いも寄らないよね」とアレックス・ターナーは答えている。「でも、そこにはなにがしかのタイムトラベルが関係しているはずだよ」

先日、アークティック・モンキーズは4月24日のオーストリア公演から5月9日のパリ公演までヨーロッパ・ツアーを行うことが決定している。その後、5月29日のブリストル公演からUKツアーを行うことが決定しており、ツアーは6月25日のグラスゴー公演まで行われる。

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