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パラモアは現地時間10月4日にソルト・レイク・シティ公演で「複数の女性」に暴行を行ったという1人の観客を非難する声明を発表している。

「昨晩のソルト・レイク・シティ公演で私たちがステージいる時に客席で事件があったことを把握しました」とパラモアは述べている。「言葉でも身体的にも複数の女性に被害を与えた男性がいて、被害者には婚約中のカップルもいたとのことです。私たちのセキュリティ・スタッフと会場スタッフはそれを把握したので、彼を拘束して引き離すことができました」

「私たちはこんなことが起きているのを知りませんでした。ステージから見えないところで起こっていたからです。もし、こんなことが起きているのを見ていたら、事態が収拾するまでライヴを中断していたと思います」

「パラモアは暴力、同性愛嫌悪、偏見などを許容しません。私たちのコミュニティでは非常にふさわしくないものであり、私たちの公演にその居場所はありません。昨晩起こったことを目撃した人、被害に遭った人には本当に謝罪します。みなさまを守って、歓迎されていると思えるようにこれからもできる限りのことをやっていきます」

「できるだけはっきりさせておきたいのですが、パラモアの公演は人々にとって安全な場所でなければならないと思っています。それを尊重できない人は来ないでください」

パラモアは10月2日のカリフォルニア州ベイカーズフィールドの公演で4年ぶりとなるライヴに復帰しており、今回の事件はその2日後に起こっている。先週、パラモアは通算6作目となる新作『ディス・イズ・ホワイ』より“This Is Why”が公開されている。

4年ぶりとなった公演でパラモアは“Misery Business”を演奏している。“Misery Business”についてはその歌詞が「反フェミニズム」だと議論を呼んでおり、「かつて、あんたは娼婦だった。それ以上のものでもないわ。ごめんなさい。けど、それは変わることはない」という一節が問題となっていた。パラモアは一時ライヴで“Misery Business”をもう演奏しないことを発表していた。

ヘイリー・ウィリアムスは4年ぶりとなった公演でこの曲を披露している途中で次のように語っている。「4年前、この曲はしばらくの間、演奏しないと言った。実際、そうなることになった」

「でも、知らなかったのは『娼婦(whore)』という言葉を使わないと言った5分後にはTikTokでみんなが問題ないのにと言っていたことだった。訳が分からなかった」

「マイスペースをやっていて、まだ小さなバンドだった頃を覚えている。本当に小さなバンドで、この曲も出せなかった頃からキッズたちが自分たちのことを『パラホア(Parawhores)』と名乗っていたのは知っていた。私たちは『変なの』という感じだったけど、でも、言いたいのは、それは言葉であって、クールな人は女性のことを『娼婦(whore)』なんて言わない。そんなのバカげてるから」

「自分たちから学ぶことができる。そうでしょ。実のところ、今夜も90%の人は『娼婦(whore)』と言っていた。言いたかったのはそれだけ。説教するつもりはない。単にこの曲でみんなが懐かしくなってくれることに感謝していると伝えたかった。私たちのライヴでも最高の瞬間の一つだから。ポジティヴなものとしてこの曲を戻すことができて、本当に嬉しいわ」

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