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U2のフロントマンであるボノは回想録『サレンダー:40ソングス、ワン・ストーリー(原題)』の刊行を記念して、世界各国をイベントで回ることが決定している。

576ページの本書は出版社のアルフレッド社から11月1日に刊行される。オーディオブックはペンギン・ランダム・ハウスより発売される。タイトルの通り、本書はU2のディスコグラフィーから40曲を掘り下げるものとなっている。各章は曲名が付けられており、ボノの生涯が紡がれることになる。

来月、ボノは本書の刊行を記念して「ストーリーズ・オブ・サレンダー」と題して世界14都市を回ることが決定しており、初日は11月2日のニューヨークとなる。

イベントは「言葉、音楽、そして、ちょっとしたいたずらの夜」と評されており、ボノは次のように述べている。「ステージに立つこと、そしてU2のお客さんと近い距離にいることを待ち望んでいるんだ」

「これらの公演では物語を歌い、曲を語るもので、自分の回想録である『サレンダー』を楽しく紹介したいんだ。ここに辿り着くまで助けてくれた人のことを考えると、それは僕らの回想録と言えるものになるかもしれない」

イベントの日程は以下の通り。

NOVEMBER 2022
02 – New York, Beacon Theatre
04 – Boston, Orpheum Theatre
06 – Toronto, Meridian Hall
08 – Chicago, Chicago Theatre
09 – Nashville, Ryman Auditorium
12 – San Francisco, Orpheum Theatre
13 – Los Angeles, Orpheum Theatre
16 – London, Palladium
17 – Glasgow, SEC Armadillo
19 – Manchester, O2 Apollo
21 – Dublin, 3Olympia Theatre
23 – Berlin, Admiralspalast
25 – Paris, Le Grand Rex
28 – Madrid, Teatro Coliseu

本書の紹介文には次のように記されている。「アーティスト、活動家、アイルランド出身のロック・バンドであるU2のリード・シンガーのボノが回想録を執筆しました。正直で不遜で赤裸々で深淵な『サレンダー』は彼が生きてきた驚くべき人生、彼が直面した挑戦、彼を形成して支えになってきた友人や家族の物語となっています」

ボノ自身は次のように述べている。「この本を書き始めた時、これまで曲の中でしかスケッチしていなかったことの詳細を描けたらと思った。自分の人生における人や場所、可能性について。サレンダー(降伏)という言葉は自分にとって大きな重みのある言葉だ。70年代のアイルランドで育ち、音楽で拳を上げてきた自分にとって、その言葉は自然な概念ではなかった。本について考えをまとめている時に唯一印をつけた言葉だった」

「今もこの最も屈辱的な命令と格闘している。バンドにおいても、結婚においても、信仰においても、活動家としての人生においてもだ。『サレンダー:40ソングス、ワン・ストーリー』は進歩のない巡礼者の物語だ。その中にはかなり笑えることもある」

『サレンダー:40ソングス、ワン・ストーリー』からは母親の死について振り返った抜粋も公開されている。また、「Out Of Control」と題された章を読み上げる動画も公開されている。これはラモーンズに影響を受けたU2の創成期に触れたもので、1979年発表のシングルがタイトルとなっている。

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