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ロジャー・ウォーターズはロシアのウラジミール・プーチン大統領に宛てた公開書簡を発表して、ロシアとウクライナの紛争を終わらせるために停戦と外交的解決の方法をとるように求めている。

ロジャー・ウォーターズは先日ウクライナのオレーナ・ゼレンシカ大統領夫人への公開書簡を発表したことで、なぜ紛争の一方側だけに言及するのかというコメントを読んでウラジミール・プーチン大統領への公開書簡を書く気持ちになったことを明かしている。

ロジャー・ウォーターズはロシアがウクライナに侵攻した今年2月以降、「小さな影響力ではあるもののウクライナとロシア連邦の両方の安全保障上のニーズに対応する停戦と外交的解決を促そうとしてきました」と述べている。

ウラジミール・プーチン大統領に直接向けて、ロジャー・ウォーターズは次のように述べている。「この戦争を終わらせたくはないのですか? もしあなたが『ぜひ、そうしたい』といえば、事態は一気に楽なものになります。『ロシア連邦がクリミア半島、ドネツク、ルバンスクで暮らすロシア語を話す人たちの安全以上の領土的な興味はない』と言ってくれれば、それも手助けになるでしょう」

ロジャー・ウォーターズは「プーチン大統領とその勢力がポーランドやバルト諸国を手始めにヨーロッパ全体を蹂躙したがっている」という考えにも言及している。「『お互いも世界も木っ端微塵に吹き飛ばしてしまえ』というような、大西洋両岸のタカ派が得意げにやっている極めて危険な核戦争のチキン・ゲームを止められるかもしれないのです」

ロジャー・ウォーターズはヨーロッパを制圧することにロシアは興味がないという世界を安心させるメッセージを出すべきだと述べている。「あなたにも子どもや孫がいますし、世界中の兄弟姉妹にも子どもがいます。誰もそんな結論を喜びません」

ロジャー・ウォーターズは最後にロシアとウクライナ間の交渉の考え方についても触れている。「これまでのあなたのスピーチを読んだところ、隣国の主権国家であるウクライナの中立性について交渉したいのではないでしょうか? 間違っていますか? そんな和平交渉が可能なのだとしたら、二度と誰も侵略しない拘束力のある合意が必要です」

「もちろん、アメリカやNATOが数バレルの石油のために他の主権国家の侵略に手を染めてきたことは分かっています。だからといって、あなたもそうすべきだということではありません。あなたのウクライナ侵攻に私は驚きました。挑発があったにせよなかったにせよ、非道な侵略戦争だったからです」

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先日、ロジャー・ウォーターズはウクライナのオレーナ・ゼレンシカ大統領夫人への公開書簡でロシアとの停戦に向けて努力し、「虐殺を止める」ように夫を説得するよう呼びかけていた。

また、ロジャー・ウォーターズはCNNの番組でジョー・バイデン大統領を批判している。「彼はウクライナに火種を蒔いているんだ。これは大きな犯罪だよ」とロジャー・ウォーターズは語っている。「なぜアメリカはゼレンスキー大統領に交渉をして、この恐ろしい戦争で人が殺されることを回避しないのだろう。何人のウクライナ人とロシア人が亡くなったか分からないわけでさ」

「始まりは2008年だったとも言えるんだ。この戦争は基本的にNATOがロシア国境まで押し寄せたことによる反応なんだ。ゴルバチョフ書記長が東ヨーロッパ全体からソ連を撤退させる交渉した時に、そんなことはしないと約束していたのにね」

この発言は物議を醸しており、その影響でポーランドのクラクフで予定されていた公演は中止となることが明らかになっている。

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