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メタリカのベーシストであるロバート・トゥルヒーヨは新しいファンにメタリカを紹介するにあたって最もふさわしいと思う曲を明かしている。

40年に及ぶキャリアで10枚のスタジオ・アルバムをリリースしているメタリカだが、ロバート・トゥルヒーヨはバンドに対する意見を変えたい人に最も聴かせるのにふさわしいと思う意外な曲について語っている。

聴いたことのない人にバンドを紹介するのに最もふさわしい曲を訊く『リヴォルヴァー』誌の連載「ポイント・オブ・エントリー」でロバート・トゥルヒーヨは「自分にとってはものすごく簡単な話だね」と語っている。

『メタル・マスター』に収録の“Disposable Heroes”を選んだロバート・トゥルヒーヨは次のように説明している。「理由はたくさんあるんだけど、ヘヴィ・メタルということでいくと、自分が『パワー・グルーヴ』と呼んでいるものの完璧なバランスがあるんだ」

「バンドに加入する前からあの曲は好きだったんだ」と彼は語っている。「スーサイダル・テンデンシーズのツアーの準備をしていた時にサンタ・モニカの丘を走っていたんだけど、気分を上げてくれる3つか4つのカセットテープがあったんだ。そのうちの1本が『メタル・マスター』で、あとはスレイヤーの『レイン・イン・ブラッド』に、メタリカの『ライド・ザ・ライトニング』も入っていた。その時に『メタル・マスター』を分析することで発見があったんだ」

ロバート・トゥルヒーヨは次のように続けている。「“Disposable Heroes”にはヘッドバンギングできるのにファンキーとも言えるグルーヴがあるんだ。スレイヤーにもこういう曲があるね。そして、同時にギアが入って、スピードが上がるんだ」

「よく練られていて、あらゆるものが少しづつというか、しっかり入っている。自分にとっては間違いのないメタリカの名曲だね。もちろん、目立たない曲だと思っている人がいるのは分かっている。でも、自分にとって“Disposable Heroes”は掛け値なしのメタリカの名曲だね。あそこにはあらゆるものがあるからね」

“Disposable Heroes”についてはスリップノットのフロントマンであるコリィ・テイラーもメタリカで最も好きな曲に挙げている。「『メタル・マスター』のテープをB面にすると1曲目が“Disposable Heroes”なんだ。あそこで突然、ぶっ飛ばされるんだよ」

「『最高の曲だよ』と思うんだ。リフは死ぬほどカッコいいし、説明できないよ。そして、あの曲は積み上がり続けていくんだ。今でもあれがメタリカで最も好きな曲だよ。最高なんだ」

メタリカは現地時間9月24日に出演したグローバル・シチズン・フェスティバルでミッキー・ガイトンと“Nothing Else Matters”で共演を果たしている。

グローバル・シチズン・フェスティバルの模様はこちらから(メタリカのライヴは9時間8分から)。

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