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エイフェックス・ツインは『サンプルブレイン』というサンプル・マッチング・アプリを公開している。

エイフェックス・ツインことリチャード・D・ジェームスは自身のブログで、シャザムが登場したことに影響を受けて、このソフトウェアをデイヴ・グリフィスと共に20年にわたって開発してきたことを明かしている。

『サンプルブレイン』は「サンプル音源を『ブレイン』と呼ばれる相互接続された小さなセクションに切り刻み、類似性によってネットワークに接続される」と評されている。

「ターゲットとなるサンプル音源を取り込んで、同じようにブロック単位に切り刻み、リアルタイムで再生できるようにそれぞれのブロックをブレインと照らし合わせます」

「これによりあるサウンドを別の音で差し替えられるようになります。2015年ないしは2016年から取り組んできましたが、だんだんと調整可能なパラメーターを増やしていき、コントロール不能なところまでになりました」

このアイディアの始まりについてエイフェックス・ツインは次のように述べている。「このアイディアはだいぶ前に生まれたもので、正確には分かりませんが、MP3が話題になり始めた2002年ぐらいだったと思う。自分のハード・ドライヴには大量の音源があって、シャザムが公開された時だった」

「そこにある音源について考え始めたら、再生したりDJしたりする以外の使い途があると思った。シャザムの創業者と連絡を取って、彼らの天才的なアイディアを創作面に使えないかと話し合ったが、彼らは自動DJプログラムに取り組んでいた。私はシャザムは素晴らしいものに再利用できるのではないかとずっと考えていて、それでサンプルブレインができることになった」

リチャード・D・ジェームスは次のように考えていたという。「自分のコンピューターにあるMP3や音源で元となる音源が再構築できないだろうか」

「アカペラやブクブクと湧く泥の音から303のリフを作れないだろうか」

「バカげた歌を歌ってクラシックの曲から再構築することはできないだろうか」

説明文は次のように続いている。「デイヴが取り掛かり始めると、いくつかのずるいスライダーを使えば一つの音源からあらゆる音を再構築できることが分かった。それでオプションをいじくっていった。このプロジェクトに資金提供して以来、ちゃんと時間を割くことができなかったが、今回、みんなに体験してもらう時が来たんだ」

昨年、エイフェックス・ツインは50歳の誕生日を記念して表紙を飾った『NME』を含む貴重な品々とマーチャンダイズが販売されている。

販売された商品には昔の公演のチケットやオリジナル・プレスのアナログ盤、プロモーション・ポスターのほか、帽子、ビーチ・タオル、傘といったものも含まれている。出品された商品には1999年と2001年の表紙を飾った『NME』も含まれていた。

また、エイフェックス・ツインはイギリスの企業であるオッドサウンドと協力して新たなシンセサイザーのプラグインを開発していることが明らかになっている。

十二平均律として知られる西洋音階を中心としたプログラムがこれまでは多い中で、このプラグインは世界の様々な音階に対応可能と謳われている。そのため、MTS-ESPは世界の様々な音階を扱うミュージシャンに利点があるとされている。

MTS-ESPはオーディオ・ダメージ、エキスパート・スリーパーズ、U-He、Xfer Records、TAL、サージ、オーディオリアリズムといった他のシンセサイザー・プログラムにも対応しており、機能を拡張できるという。

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