キッスのジーン・シモンズは友人がいないと語っている。
現在73歳のジーン・シモンズは『ゴールドマイン』誌の11/12月号で現在行っている最後のツアー「エンド・オブ・ザ・ロード」について語っている。
「今日、ここにいても、ポール・スタンレー以外はバンドで何かをやる時しか集まらないんだ。冷酷な感じに聞こえないようには何て言えばいいのかな? 友人はいないんだ」とジーン・シモンズは語っている。
「そう、友人というのが『今日の午後はやることが決まっていないな。一緒に来て、遊ばないか?』というものであればね。自分のやりたいことのほうが興味があるんだ。君のやりたいことに興味があるふりをしたくはないからね。実際、興味はないわけだからね」
ジーン・シモンズは以前にも親しい友人がいないことについて語っており、2006年の公式ウェブサイトのインタヴューでポール・スタンレーについて「自分にはいなかった兄弟」だと語っている。「ポールのことは誰よりも近い存在だと感じているんだ」
ジーン・シモンズは次のように続けている。「ほとんど友人というものはいないんだ。意図的にだけどね。知人のほうがいいんだよ。人に何も期待していないし、問題を持ち込んでほしくもない。みんな、大人なんだからね」
「でも、話はそれるけど、ポールと僕はお互い近い存在だと思って生きてきた。そんなによく会うわけじゃないけど、でも、これからもずっと彼の味方だよ。単純に彼のことは尊敬しているからね」
2021年、ポール・スタンレーはジーン・シモンズのことを「ブラザー」と評している。「彼の家族は俺の家族だよ。彼の妻であるシャノンのことを義理の妹のように思っているしね。今ほど仲のいいことはなかった」
「僕らはこれまでお互いに対して素晴らしいことをたくさんやってきた。そうじゃなかったら、お互い感謝の気持ちもなかっただろうしね。お互いに励まし合い、お互いにメールでやりとりをしているよ。本当に素晴らしいよ」
キッスは現時点で2023年前半まで「エンド・オブ・ザ・ロード」ツアーを行うことが決定しており、11月30日に一夜限りのアンコール来日公演を行うことも決定している。
先日、ジーン・シモンズは現在のラインナップでツアーを終えた後も「考えたこともなかった形で」バンドが続いていくだろうと語っている。
一方、のポール・スタンレーは「過去と争うことはできない」ため、バンドとしての新曲を書くことに興味がないと語っている。
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