スマッシング・パンプキンズは長年報じられてきた通算12作目の新作より最初の楽曲“Beguiled”が公開されている。
2020年に発表された前作『CYR』はシンセ・ポップを中心とした作品だったが、“Beguiled”はディストーション・ギターを主軸としたロック・サウンドで、TikTokで配信された生配信のパフォーマンスと共に公開されている。
スマッシング・パンプキンズは現地時間9月23日に『ザ・トゥナイト・ショウ・スターリング・ジミー・ファロン』で“Beguiled”を披露することも決定している。
“Beguiled”の音源はこちらから。
“Beguiled”は通算12作目のアルバム『オータム:ア・ロック・オペラ・イン・スリー・アクト』からのリード・シングルで、新作は今後7ヶ月の間に分割されてリリースされていくという。3幕構成のアルバムは1幕にそれぞれ11曲が収録されるとのことで、第1幕は11月15日にリリースされる。第2幕は2023年1月31日にリリースされ、第3幕は2023年4月21日にリリースされる。
フロントマンのビリー・コーガンはアルバムの収録曲にちなんで「サーティー・スリー」という毎週公開されていくポッドキャストも立ち上げている。ポッドキャストは各楽曲の物語を解説するもので、9月19日に公開された最初の2話では“ATUM”と“Butterfly Suite”が解説されている。
ポッドキャストはこちらから。
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本作については2020年に『CYR』がリリースされる前から言及されており、フロントマンのビリー・コーガンは本作が1995年発表の『メロンコリーそして終りのない悲しみ』、2000年発表の『マシーナ』の続編となると語っていた。ビリー・コーガンはアルバムについて「ロック・オペラのような感じなんだ」と語っており、昨年3月にはレコーディングが始まったことが明らかになっていた。
レコーディングは順調に進んだようで、昨年7月の時点でジェフ・シュローダーは新作について「取り組んでいる途中」だと語っており、今年4月にギタリストのジェフ・シュローダーはアルバムを完成させたことを明らかにしていた。
アルバムのジャケットはこちらから。
3幕構成のアルバムは間隔をおいてリリースされるが、超限定のデラックス・エディションがリリースされることも決定している。デラックス・エディションではアルバムが4枚のアナログ盤に収録されるほか、ビル・カーティスが第1幕を語ったスポークン・ワードも収録され、歌詞やアルバムの物語を収録した書籍、未発表曲10曲を収録した5枚組の7インチも同梱される。
このデラックス・エディションは1333セット限定で、ビリー・コーガンが経営するマダム・ズーズーのウェブストアで販売される。
スマッシング・パンプキンズは9月22日にニューヨークのアーヴィング・プラザで貴重な公演を行うことも決定している。チケットは無料だが、ラジオ局「ALT 92.3」が行う抽選に申し込む必要があった。この公演はジェーンズ・アディクションとの共同北米ツアーのウォーミングアップとなっている。
今年5月、ジェーンズ・アディクションとスマッシング・パンプキンズはラジオ番組『ハワード・スターン・ショウ』で“Jane Says”を一緒に披露している。今年のロラパルーザではビリー・コーガンがポルノ・フォー・パイロスのステージに飛び入りして、レッド・ツェッペリンの“When The Levee Breaks”を披露している。
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