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メガデスのデイヴ・ムステインは自身の咽頭ガンを治療した放射線ガン専門医と“Dogs Of Chernobyl”の歌詞を共作したことが明らかになっている。

ナッシュヴィルのヴァンダービルト大学医療センターに務め、2019年にデイヴ・ムステインの治療を担当したアンソニー・J・クメラック医師は『テネシアン』紙のインタヴューで楽曲を手掛けたことについて語っている。

最新作『ザ・シック、ザ・ダイイング…アンド・ザ・デッド!』に収録された“Dogs Of Chernobyl”はチョルノービリの原発事故を描いた楽曲で、デイヴ・ムステインは放射線に関する自身の知識を盛り込むことになったとアンソニー・J・クメラック医師は説明している。

「大量の放射能にさらされた後、身体機能がどのように変化するかを説明する言葉を彼は求めていたんだと思います」とアンソニー・J・クメラック医師は語っている。「付いてこられない人もいるような表現を彼は求めていました。それに向けて準備をしたところ、すぐにそういうことになったのです」

チョルノービリへの表現は曲を通して歌われているが、アンソニー・J・クメラック医師が担当した表現は4つ目のヴァースで登場している。

アンソニー・J・クメラック医師は2019年にガンと診断された時のデイヴ・ムステインの精神状況についても触れており、「デイヴ・ムステインのことを気の毒に思った」が、彼は「冷静に受け止めているようだった」と語っている。デイヴ・ムステインは51回の放射線治療と9回の化学療法を受けてガンを完治させており、新作『ザ・シック、ザ・ダイイング…アンド・ザ・デッド!』のリリースに漕ぎ着けている。

2016年発表の『ディストピア』以来となった新作からは6月に“We’ll Be Back”、8月に“Soldier On!”が公開されていた。アルバムのリリース前にベーシストのデイヴィッド・エレフソンは未成年の少女も含む女性へのグルーミングを行っていることへの告発を受けて脱退している。

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